生協社会論

2022年度講座

開講期間
2022年4月20日~2022年7月27日(全14回)
会  場
大東文化大学 板橋キャンパス(東京都板橋区)

科目内容(「講義名」をクリックすると終了した講義の概要がご覧になれます)

No. 講義名 講義日 講義概要
1 グローバル化する社会と協同 2022年4月20日 講座全体のオリエンテーションの位置づけの講義。生協や協同組合のルーツにも遡りつつ、グローバル化の中で持続可能な社会を追求する上での協同組合や生協の可能性について考える。
2 生協の共済事業について考える 2022年4月27日 生協の共済・保障事業(CO・OP共済)の特長や目的を元に、事故(ケガ)や病気への支払い実績から見た若い世代のリスクや、共済事業と関連した組合員どうしの学び合い、社会貢献活動について考える。
3 ライフプランニングの必要性を
考える
2022年5月11日 共済と保険、ライフイベント、家計の収支(貯蓄の意味)、若い世代にも関わりがある社会保障制度(主に健康保険と公的年金)などについての理解を深め、社会人になった後の生活設計についても考える。
4 変わる大学生活を考える 2022年5月18日 大学生協は終戦直後から学生生活の悩みに寄り添って事業・活動を展開してきた。コロナ禍で学生生活が大きく変わる中、全国大学生協連が実施した調査結果などから、大学生活と大学生協が直面する課題について考える。
5 平和について考えよう 2022年5月25日 ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻によって、平和について改めて考えさせられる機会が増えている。核兵器禁止条約、生協と平和問題の関わりなどについてとり上げ、平和という概念や平和のためにできることを考える。
6 食の安全・安心を考える 2022年6月1日 食品の安全と安心、食料安全保障の観点から必要な技術、リスクアナリシス(リスク分析)などについて紹介し、日常生活の中で気をつけたいことについても考える。
7 エシカル消費の視点から
商品の開発・調達を考える
2022年6月8日 SDGsの目標12には「つくる責任 つかう責任」が掲げられている。CO・OP商品開発の歴史、サプライチェーン全体を通したCO・OP商品のさまざまな対応などから、エシカル消費について考える。
8 地球環境問題に取り組む 2022年6月15日 人権問題への視点も含むSDGsの捉え方、生協のSDGsの取り組みなどを多様な事例をまじえて説明し、一人ひとりができることを考える。
9 消費者力を高める 2022年6月22日 若い世代が関係する最近の消費者被害の実態から消費者力の向上について学ぶとともに、消費者市民社会のあり方について考える。
10 子育て支援のあり方を考える 2022年6月29日 共働き世帯が増加する中、「子育てが不安でつらい」と言われる現在の日本社会。子ども子育て支援新制度の開始(2015年)を受けた生協の事業・活動での実践事例から、子育て支援のあり方について考える。
11 防災・減災を考える 2022年7月6日 日本各地で近年頻発してきた災害をふり返り、生協の防災・災害復旧支援活動の事例を通して、東京で今後発生が想定されている災害時の対応について考える。
12 誰もが安心してくらせる
地域社会を考える
2022年7月13日 生協が実践している見守り活動や地域における連携事例、子どもの貧困・居場所づくりやコロナ禍での活動事例などを紹介し、人口減少や少子高齢化、格差の拡大など地域社会が抱える諸課題について考える。
13 「協同」の役割を考える 2022年7月20日 日本にある多様な協同組合相互の連携事例などから、社会課題を解決する上で「協同」の力が果たし得る役割について考える。
14 生協の現在と未来 2022年7月27日 講座全体のまとめの位置づけの講義。コロナ禍での生協の事業・活動、生協の2030年ビジョンと社会的課題に対する生協の取り組みなどから、協同組合という社会のしくみの本質について考える。