第1回講義概要「グローバル化する社会と協同」
- ○ 開催日時
- 2022年4月20日(水)15:00~16:30
- ○ 開催会場
- 大東文化大学 板橋キャンパス
講師とテーマ
和氣 未奈(日本生活協同組合連合会 政策企画室)
「グローバル化する社会と協同」
概要
2022年度の「生協と社会論」がスタートしました。第1回は講座全体のオリエンテーションを兼ねた、日本生協連政策企画室の和氣さんの講義です。生協や協同組合の現状と歴史に関する概要説明の後、「環境問題」「貧困・格差」「地域社会・平和」という3つの切り口から国内外の生協・協同組合の多様な事例を紹介いただき、持続可能な社会に向けた生協・協同組合の可能性について講義をしていただきました。
受講生の受けとめ
Q 生活協同組合(団体)のどのようなところに興味や関心を持ちましたか、または持てませんでしたか?
Aさん
生活協同組合には購買事業や共済事業などさまざまな事業があることに、とても興味を持った。また、日本以外の協同組合がどのような事業を行っているのかに関心を持った。
Bさん
みんなで出資をしてみんなで利用してみんなで運営をしている組織であること、地域のニーズに耳を傾けた事業を行っていることなどに対して興味を持ちました。より多くの人が住みやすい生きやすいと感じる世の中になっていくために、素敵な活動をしているなと思いました。
Cさん
生活協同組合は株式会社とは異なっており、事業目的が利益追求だけではなく、利用者である組合員の共通のニーズの実現であったり、ルーツが助け合いというところに関心を持った。
Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?
Dさん
自分自身、生活協同組合(団体)に関して少しの知識しかなかったため、様々な問題にも取り組んでおり、私たちがこれから生活をするために役立っているのだと感謝の気持ちを持ちました。特に地球温暖化問題への対策に再生可能エネルギーの普及が挙げられますが、自分でも参加できる事業だと思うので、ぜひ生活協同組合の組合員になって活躍したいと思いました。
Eさん
助け合いの組織であること。一人の力では問題に対して解決するための行動を起こすことはできないが、同じ目的を持つ人が集まることで色々な問題を少しずつ解決していくことができる。
Fさん
「協同」という言葉がポイントだったと思います。人と人とが協力して同じ目標・ゴールに向けて活動を行うことこそ、今日の講義でのテーマになっていた「生協」そのものだと思いました。持続可能な社会の実現が世界中で社会問題として挙げられている中、今最も必要とされていることがSDGsという一つのゴールに向けて世界全体が協力し合うことだと本日の講義を受講して思いました。
Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想を書いてください。
Gさん
生協は購買事業だけを行っていると思っていましたが、共済事業・福祉事業なども行っていると知り、生協は私たちの生活に必要不可欠だと思いました。生協にとっての課題に書いてある若い世代の参加を促すには、学校などで講義を行い、生協という存在を知ってもらう必要があると思いました。
Hさん
生協という組合があることは知っていましたが、具体的にはあまり知りませんでした。今日の講義で、生協のルーツや活動を学んだことでとても興味をもちました。株式会社やNPOと比較することで、生協がどんな立ち位置にいて、何を目指しているのかとても理解しやすかったです。次回以降も楽しみです。
Iさん
生協のことを私はこれまで深く知ることがなく、地域ごとに作られていることも今回はじめて知りました。生協が人々の暮らしの手助けを行っているだけでなく、持続可能な社会に向けた取り組みや将来のことをみすえて現代のニーズも満たす開発を行うなど貢献していると知りました。