研究活動

常設研究会 ― 社会的連帯経済研究会 ―

研究会の趣旨・目的

 主にフランス、イタリア、スペイン、ポルトガルや韓国、中南米、アフリカなどで展開する概念である社会的連帯経済(Economie sociale et solidaire, ESS)を総合的に扱うこととする。この概念には、生協や協同組合が有力なセクターとして含まれる。2013年に設立されたGSEF(Global Social Economy Forum)の大会にはICAの会長も参加するようになり、先のソウルICA大会ではまさにESSの総合セッションが開催されるなど、協同組合との親和性も増している。それとともに、日本の協同組合や生協陣営の関心も出てきている。このESSについて、枠組みや歴史から、世界での展開、そして日本における可能性について研究会で確認、論議するとともに、地域ごと世界諸地域での沿革から、最新動向と課題を提示するものである。

研究会のアプローチ・方法

 各回、委員の専門研究分野から、ひとつの報告をいただいたうえで、議論を深め、肉付けする手法をとる。

研究会のアウトプット

 報告書(生協総研レポート)を複数作成し、公開研究会などを含めて広く公開することとしたい。

研究会の構成(メンバー・あいうえお順)

●委 員:
石塚秀雄(非営利・協同総合研究所いのちとくらし)
伊丹謙太郎(法政大学)
北島健一(立正大学)
田中夏子(長野県高齢者生活協同組合)
富沢賢治(協同総合研究所)
幡谷則子(上智大学)
丸山茂樹(ロバアト・オウエン協会)
●事務局:
鈴木 岳(生協総合研究所、司会・事務局兼任)

研究会報告