研究活動

常設研究会 ― 社会的連帯経済研究会 第15回報告 ―

○ 開催日時
2024年11月12日(火)15:00~18:15
○ 開催会場
主婦会館プラザエフ5階会議室(オンライン併用開催)
○ 参 加 者
11名 (委員7名、オブザーバー3名、事務局1名)

テーマ・概要

 前半で田中夏子氏による前回の2つの話題の振り返りをいただいた。反社会勢力との闘いで、非営利・事業組織がその担い手となる社会的背景と実態や、補完性の原理をめぐる、日本とイタリアの議論の比較など、掘り下げる議論となった。
 後半では、鈴木岳委員が「欧州で勃興する労働参加型生協―パリの「ラ・ルーヴ」を中心に―」と題し、米国・ニューヨークで1973年に開設され、現在は1万6000人の組合員を擁する労働参加型生協「パーク・スロープ・フード・コープ」を模倣・参考にし2016年にパリで創設したラ・ルーヴを紹介した。そしてこの手法がフランス全土70カ所以上、さらにはベルギー、スイス、スペイン、イタリアなどにも波及している最近の状況を概説し、質疑となった。

 次回開催は、2025年1月に調整し、幡谷則子氏を第一候補として話題提供を依頼することとなった。