研究活動

常設研究会 ― 社会的連帯経済研究会 第3回報告 ―

○ 開催日時
2022年11月21日(月)15:00~17:45
○ 開催会場
オンライン開催
○ 参 加 者
10名(委員7名、オブザーバー2名、事務局1名)
テーマ

 前半では、前回、富沢賢治氏の報告「社会的連帯経済(SSE)とは何か――ILO(国際労働機関)の定義を検討する」について、改めて富沢氏から要点の復習をしていただき、「ディーセントな仕事と生計の実現」の「生計」は「生活」とするのはどうか、という提起も出された。「文化的価値」や「環境」、「アグロエコロジー」、「ジェンダー」、「コミュニティの一般的利益」などとそのかかりあいについて、各位から示された。
 後半は、丸山茂樹氏より「グローバル社会的経済フォーラム第六回ダカール大会と「社会的連帯経済の国際ネットワークGSEF」という報告をいただいた。世界におけるSSEの多様なネットワーク、この言葉自体の課題を提示した。そして2013年ソウルを皮切りに、ソウル、モントリオール、ビルバオ、メキシコシティとこれまで5回開催されたGSEF(世界社会的連帯経済フォーラム)大会を振り返りつつ、次回の第6回が2023年5月にセネガル・ダカールで「エコノミー・ソシアル・エ・ソリデール・エ・テリトワール:インフォーマル経済から域内のための共同的持続的経済への移行」と題して開催されること、さらに政権が交代したソウル市のSSEの近況などが報告された。ネットワーク、「テリトワール」の表現、自治体の条例づくりと支援についてなど、多角的な意見交換がなされた。

 次回開催は2023年1月13日15:30からの予定。