研究活動
常設研究会 ― 社会的連帯経済研究会 第18回報告 ―
- ○ 開催日時
- 2025年5月19日(月)15:00~18:18
- ○ 開催会場
- 主婦会館プラザエフ5階会議室(オンライン併用開催)
- ○ 参 加 者
- 11名(委員7名、オブザーバー3名、事務局1名)
テーマ・概要
冒頭、前回の振り返りで石塚秀雄氏から、エクアドルの新憲法第321条の認める所有の形式として、公有、私有、共同体的所有、国有、アソシエーション的所有、協同組合的所有、混合型所有という7形態があるが、それぞれの具体的なあり方、入会権の消滅と復権など、意見交換がなされた。
ついで主題の北島健一氏から「社会的連帯経済―基本視角を中心に」という内容で、①アイザリア・バーリン『自由論』によるバートランド・ラッセル『西洋哲学史』の評価と解釈、②今後の研究課題として、連帯経済の特徴づけに関する議論の整理、ラヴィルらのあらたな「解釈の枠組み」、社会的経済の議論の変遷、社会的連帯経済のアプローチに関して、などが提示された。社会的企業と社会的課題について、コ・プロダクションとコ・コンストラクションの錯綜の問題も提起、この多種多様な報告について、参加者全員から意見交換がなされた。
次回開催は、2025年6月30日(月)、丸山茂樹氏が話題提供をすることとなった。