生協社会論

2016年度講座

開講期間
2016年4月13日~2016年7月20日(全14回)
会  場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)

科目内容(「講義名」をクリックすると終了した講義の概要がご覧になれます)

No. 講義名 講座日 講義内容
1 現代社会と協同 4月13日 講座全体のオリエンテーション。協同組合とは何か。その基礎知識と、活力ある社会を作るために協同組合、生協ができることは何かを考える。
2 変わる大学生活 4月20日 大学生協は、学生の意識と行動調査を長年続けている。大学生の生活はどう変わってきたのか。大学や大学生活の変化に対応して大学生協が大学生活を充実したものにするために何をしようとしているのかを講義する。
3 学生生活を取り巻く
リスク
4月27日 カルト宗教の勧誘、ブラックバイト、自転車事故。大学生活には思わぬリスクが潜んでいる。リスクとその対策を知る。
4 女性の社会進出 5月11日 男女共同参画の必要性が指摘されている。女性がさらに社会に出ていくために必要なことは何か?生協や社会の取り組みは?社会進出を進めるために、生協ができることは何かを考える。
5 協同組合で働く 5月18日 生協で働く職員から協同組合で働くということはどういうことか、その内容と意味を話してもらう。また、生協に限らず働くということはどういうことか、仕事にどう取り組んでいけばいいのか、自身の体験を基に講義する。
6 子育て支援 5月25日 女性の社会進出に欠かせない「子育て支援」。生協が実施している具体的な活動と、活動を通じて感じる課題について理解し、どのような子育て支援が求められているのか、私たちにできることは何かを考える。
7 食の安全・安心 6月1日 食の安全・安心に対する関心は高い。今日本の食の現状はどうなっているのか。食の安全に積極的に取り組んできた生協が今力を入れていることは何かについて講義する。
8 消費者力を高める 6月8日 年間数兆円にも上る消費者被害が社会問題になっている。消費者としての自覚を持ち、必要な知識を身に付けることは、社会生活、家庭生活を営んでいく基礎だと言える。よい消費者市民になるために何が必要かを考える。
9 防災・減災 6月15日 東日本大震災から5年が経ちます。復興に向けた生協の取り組みとそこから見えてくる課題、今後想定される大震災に備えた防災対策について理解し、防災や減災に向けて私たちができることを考える。
10 エネルギーを考える 6月22日 2016年4月から電力の小売完全自由化が始まります。現代生活に欠かせないエネルギーは、一方で地球環境に大きな影響を及ぼす。福島原発事故のような大事故は多くの人の生活を変えてしまう。日本のエネルギー事情と再生可能エネルギーを普及するため、電力事業にも乗り出している生協の取り組みを紹介する。
11 生協の現在と未来 6月29日 これまでの講義を通して浮かび上がってきた様々な問題に今生協がどう取り組もうとしているのか、これから何に力を入れていこうとしているのかを日本生協連のトップが、自身の生協人生を振り返りながら若い大学生に訴える。
12 地域づくりと生協 7月6日 生協の取り扱う産直商品を通じて、地方における地域づくりと結びついた取り組みを進めている。地方消滅や地方創生が話題となる中で、生協が地域づくりとどう関わっていけるのかを考える。
13 高齢社会に備える 7月13日 高齢社会はずっと先の問題と思いがちだが、受講生が60歳を迎える時に、まさに超高齢社会を迎える。超高齢社会の当事者となる、今の20代の若者が、知っておくべき現実と問題点を解説する。
14 貧困を考える 7月20日 近年、格差の拡大やワーキングプアなど貧困に関わる問題が指摘されている。生協はくらしの相談に乗るほか、貸付事業も行っている。そうした事業から見えてくる日本の貧困問題を考える。