第12回講義概要「地域づくりと生協」
- ○ 開催日時
- 2016年7月6日(水)15:00~16:30
- ○ 開催会場
- 大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ
岩佐 透(コープネット事業連合)
「地域づくりと生協」
概要
第12回生協社会論は、コープネット事業連合の岩佐透さんが「地域づくりと生協」をテーマに講義しました。生協は、産直を通じて、農産物や水産物を生産する地域を元気にする取り組みを続けています。
岩佐さんは、現在の産直が、消費者と食べ物の生産現場の距離が遠くなっている中で、生産現場と消費者をつなぐ役割を果たしていることを強調しました。そのうえで、受講生である若い人たちに、生き物がどう育ち、食べ物がどのように生産されているかについて畜産などの具体例を挙げながら、解説しました。
この講義について、文学部3年のHKさんは、こんなレポートを寄せてくれました。
12回目の生協社会論は、コープネット事業連合の岩佐さんに、食と生協の関わりについてお話をしていただきました。
「食」をとりまく環境は、近年の科学技術の進歩によって変化してきています。食の文化を守るために、特に生産者と消費者のつながりが大切です。
生協では、産直で地域を元気にしようと、農家の方々と密着した取り組みをしています。家畜の一生について、とても詳しくお話をしていただき、その熱意が伝わってきました。消費者が安心できる商品を提供するために、生協では、商品の生産から密着し、それが安全であることを消費者に説明することが地域の活性化につながると考えているのだと思います。
私たち消費者は、「食」をその行為だけでなく、生産者、材料にも思いを馳せることができるよう、賢くあらねばならないと思いました。