知の市場

第9回講義概要「防災・減災」

○ 開催日時
2016年6月15日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

 五十嵐 桂樹(みやぎ生協)
 「防災・減災」

概要

 第9回生協社会論のテーマは、「防災・減災」。みやぎ生協の元理事長スタッフの五十嵐桂樹さんが、「大規模自然災害時における生協の役割」と題して講義しました。

 五十嵐さんは、東日本大震災が起きた時、みやぎ生協が店舗や共同購入でどういう対応をしてきたのかを当時の職員の思いなどを交えて紹介しました。生協が地域のインフラとして活動したことと、なぜ生協がこうした活動ができたのかを協同組合の考え方を踏ませて丁寧に説明しました。

 この講義について、文学部4年のRFさんが、次のようなリポートを寄せてくれました。

 今回の講義では「大規模自然災害時における生協の役割」について学びました。

 五十嵐さんが所属しているみやぎ生活協同組合では、緊急物資を送ったり、店頭販売や個別訪問を行ったり、学校に学用品を送るなど積極的に支援活動をしているというお話をうかがいました。生協は震災時、地域のライフラインとしての役割を果たしているのだと知りました。

 自分の周りで実際に震災が起こってしまった時、どうすればいいか判断が難しいと思います。そのような時に、生活協同組合が積極的に物資を支援してくださったり、生協施設に被災者を受け入れてくだされば、少しでも不安が解消されるだろうなと感じました。

 また、地域に密着している組織だからこそ、被害にあった人たちの気持ちを考え、「大変な時だからこそ助け合わなければならない」という気持ちを持てているのだと思いました。