知の市場

第7回講義概要「食の安全・安心」

○ 開催日時
2016年6月1日(水)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

 鬼武 一夫(日本生協連 安全政策推進部)
 「食の安全・安心」

概要

 4月に開講した生協社会論も早くも折り返し地点です。第7回は日本生協連安全政策推進部の鬼武一夫さんが「食品の安全に係る生活協同組合の取り組み」について講義しました。鬼武さんは、WHOの「食品安全に関する10の事実」などを紹介しながら、食の安全について知っておくべきポイントを解説。特に、食の安全では、食品媒介感染症と、非感染性疾患に分けて、普段の食生活で注意することを具体的に話をしました。

 この講義について、経済学部3年のUSさんが、以下のようなレポートを寄せてくれました。

〈講義内容〉
 今回の講義「食品の安全」は食品媒介感染症と非感染性疾患の2つのテーマを主に学びました。

 食品媒介感染症はノロウィルスのような飲食物を通して起こる感染症をいい、生産者から消費者まで、安全な食品の取扱い慣行に注意しなければならないということでした。

 非感染性疾患は不健康な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒などの原因で起こる疾患をいい、生活習慣の改善により予防可能であるということでした。

〈感想〉
 食は私たちの生活に欠かせないもので、食品は私たちの身体を作り出すものです。ですから、安全な食品を正しい調理で食べることが大切だということがこの講義を聞いて、よく分かりました。また、体にいいと言われている食品でも過剰に摂取するのは良くないということも分かったので、気をつけて生活したいと思いました。

次に、文学部4年のMAさんのレポートです。

 生協社会論では、食中毒と、食と生活習慣病の関係についての講義を受講した。私は本日の講義から食と健康な生活との結びつきを知り、食との向き合い方について学んだ。当たり前のように食卓に並ぶ食材は、どれも多くの人の管理や、努力があってのものだと分かった。日本の食の環境は、世界の中でも非常に素晴らしいものである。食は生きていく上で基礎になるものであり、良い食を保つことができれば経済発展のベースといえる。当たり前のことと思いがちではあるが、こうした環境が整えられていることに、感謝の気持ちを常に忘れてはいけないと思う。