生協社会論

2018年度講座

開講期間
2018年4月11日~2017年7月18日(全15回)
会  場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)

科目内容(「講義名」をクリックすると終了した講義の概要がご覧になれます)

No. 講義名 講座日 講義内容
1 現代社会と協同 4月11日 講座全体のオリエンテーション。協同組合とは何か。その基礎知識と、活力ある社会を作るために協同組合、生協ができることは何かを考える。
2 変わる大学生活 4月18日 大学生協は、学生の意識と行動調査を長年続けている。大学生の生活はどう変わってきたのか。大学や大学生活の変化に対応して大学生協が大学生活を充実したものにするために何をしようとしているのかを講義する。
3 学生生活を取り巻くリスク 4月25日 アルコールハラスメント、自転車事故、スマホとネットに潜む落とし穴などの大学生活に潜むリスクの実態とその対策を知る。
4 食の安全・安心 5月2日 食の安全・安心に対する関心は高い。今日本の食の現状はどうなっているのか。食の安全に積極的に取り組んできた生協が今力を入れていることは何かについて講義する。
5 協同組合で働く 5月9日 生協で働く職員から協同組合で働くということはどういうことか、その内容と意味を話してもらう。また、生協に限らず働くということはどういうことか、仕事にどう取り組んでいけばいいのか、自身の体験も含めて講義する。
6 子育て支援 5月16日 女性の社会進出に欠かせない「子育て支援」。生協が実施している具体的な活動と、活動を通じて感じる課題について理解し、どのような子育て支援が求められているのか、私たちにできることは何かを考える。
7 女性の社会進出 5月23日 男女共同参画の必要性が指摘されている。女性がさらに社会に出ていくために必要なことは何か?生協や社会の取り組みは?社会進出を進めるために、生協ができることは何かを考える。
8 貧困を考える 5月30日 日本生協連では「子どもの貧困研究会」を行っている。その担当者から生協の取り組み事例などをわかりやすく紹介する。
9 防災・減災 6月6日 東日本大震災の復興に向けた生協の取り組みとそこから見えてくる課題、今後想定される大震災に備えた防災対策について理解し、防災や減災に向けて私たちができることを考える。
10 エネルギーを考える 6月13日 現代生活に欠かせないエネルギーは、一方で地球環境に大きな影響を及ぼす。福島原発事故のような大事故は多くの人の生活を変えてしまう。日本のエネルギー事情と再生可能エネルギーを普及するため、電力事業にも乗り出している生協の取り組みを、日本生協連の子会社である電気小売事業者から紹介してもらう。
11 消費者力を高める 6月20日 年間数兆円にも上る消費者被害が社会問題になっている。消費者としての自覚を持ち、必要な知識を身に付けることは、社会生活、家庭生活を営んでいく基礎だと言える。よい消費者市民になるために何が必要かを考える。
12 平和を考える 6月27日 核兵器禁止条約の締結に多くの国々が賛成して発効する方向で進む一方、北朝鮮が核・弾道ミサイルの実験・発射を繰り返している。世界平和を実現していく上で何が求められるのか、生協の取り組みを紹介しながら、一緒に考える。
13 世界から協同組合を見る 7月4日 世界が2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて、大きく動いている中、協同組合がどのような役割を果たしているか。日本の生協がどのような活動に取り組んでいるかを紹介する。
14 高齢社会に備える 7月11日 高齢社会はずっと先の問題と思いがちだが、受講生が60歳を迎える時に、まさに超高齢社会を迎える。超高齢社会の当事者となる、今の20代の若者が、知っておくべき現実と問題点を解説する。
15 生協の現在と未来 7月18日 この講義のまとめ。組合員として生協に関わってきた立場も踏まえ、「生協は今後どのような取り組みを行っていくのか」「これから何に力を入れていこうとしているのか」といった生協の未来像を日本生協連副会長が大学生に伝える。