研究員講座
2015年度研究員講座
- 期 間 : 2015年11月24日~2016年3月22日(全5回)
- 会 場 : プラザエフ5階 会議室
講義内容(「講義名」をクリックすると終了した講義の概要がご覧になれます)
No. | 講義名・講師 | 講座日 | 講義内容 |
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1 | 協同組合論 I 鈴木 岳 |
11月24日 | 日本の「協同組合論」について、研究者による代表的な議論を取り上げる。戦前の産業組合の時代における協同組合論について、いわゆる近藤康男理論について、協同組合の二元論とその相克について、現代の協同組合セクター論と社会的経済論に至るまでの基本的な議論を整理し紹介する。 |
2 | 協同組合論 II 鈴木 岳 |
12月14日 | 「生協論」についても、生協の発展とともに研究者の研究が少しづつなされてきた。ここではこれらの主要な研究動向を史的に概観する。次いで、実践的な議論として1970年の福島結語以降の各時代の実践的な動向について、それぞれ代表的な事業展開とその支柱となった理論を紹介する。 |
3 | 協同組合論 III 鈴木 岳 |
2月1日 | 世界における協同組合の歴史と動向、思想的潮流と今日の課題を概観する。具体的にはロッチデールとその影響とは何であったか、ICAの創設とはそもそもどういう経緯で論争があったか、ジードの協同組合共和国論からラヴェルニュ、フォーケ、そしてレイドロー報告に至るまでの議論を紹介する。さらに、協同組合原則の変遷と最近のブループリントをめぐる議論についても論及したい。 |
4 | 社会統計論 I 近本聡子 宮﨑達郎 |
2月22日 | 統計の基礎知識について講義をする。講義の中心は、①基本統計量の解説(平均値、中央値、最頻値、分散、標準偏差など)、②回帰分析の解説(回帰分析とはそもそも何か、推定表の解釈の仕方)、の2点である。①②について解説する中で、統計で有用性と限界についての理解を深めることを目的としたい。 |
5 | 社会統計論 II 近本聡子 宮﨑達郎 |
3月22日 | 統計に関して基礎的な理解をしたうえで、具体的な社会調査の方法について講義する。様々なアンケート調査の手法(郵送、インターネット、訪問、ヒヤリング)について解説し、各手法の利点と欠点について紹介する。また、アンケートの設問を作る上での注意点にも触れる。さらに購買履歴データを利用した分析なども紹介し、アンケートのような表明データと、購買履歴のような顕示データの違いについても紹介する。 |