第7回講義概要「平和を考える」
- ○ 開催日時
- 2021年6月1日(火)15:00~16:30
- ○ 開催会場
- 大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ
福島 加南子(日本生活協同組合連合会 社会・地域活動推進部)
「平和を考える」
概要
第7回講義の講師は、日本生活協同組合連合会(日本生協連)の福島さんです。平和という概念についての考察、生協と平和のかかわり、沖縄戦や核兵器という視点からみた平和問題、次世代への継承という課題などについて講義をしていただきました。
受講生の受けとめ
学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。
Q 生活協同組合(団体)のどのようなところに興味や関心を持ちましたか?
または持てませんでしたか?
Aさん
生協の設立以来、戦争による打撃を受けながらも復活し、平和を守るための活動を続けてきたところが素晴らしいと思いました。
Bさん
生協と平和が密接な関係にあるということが意外でした。生協のスローガンに関心を持ちました。よりよい生活を送るためには、平和であることが必要…という言葉が印象に残っています。
Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?
Cさん
「核兵器を保持することによって出てくる影響は何か」ということだと思います。核兵器があることで平和が保たれるのか、核兵器を廃絶してこそ平和が保たれるのか、どちらが良いと考えるかは人それぞれで意見を一致させることは難しいですが、どちらにしろ核兵器が永遠に使われることがなければいいと思いました。
Dさん
沖縄と平和を考えるうえで、その歴史を知り、戦争の恐ろしさを後世に継承していくことの大切さを感じました。また、平和の概念を考える中で、戦争だけでなく、経済、環境といった幅広い要素も含め考えていかなければいけないと思いました。そして、核兵器に対する知識や当時の被爆者の実体験が「平和」に対する理解をより深いものへとつなげていくのだとその重要性を感じました。また、何より、私たちの世代(若者)の平和に対する認知が必要不可欠なのだと思いました。
Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想を書いてください。
Eさん
自分は「平和」という言葉を聞いて戦争がなく将来を考えられる時代だと思います。しかし、平和という形は戦争だけでなく、経済、貧困問題など、自分たちは平和と感じていても同じ国でも平和ではないと感じる人も多くいるのかなと思いました。沖縄県では戦争が終わっても米軍基地があり、たまにテレビとかで事件になったり騒音トラブルがあったりして米軍基地を建てている事は正しいのか疑問に思いました。日々の暮らしの中で平和を考える、平和活動に取り組むことは人任せではなく自分で行動していくことが大切だと思いました。
Fさん
この講義を受け、平和で過ごせることの尊さを強く実感できました。この世の中いつまた戦争が起こるかも分からないので、沖縄の人々の当時の状況を深く知ると共に、二度と同じような状況を作り出さないことが私たちの暮らしと関わりがあり、これからの務めなのだと思いました。今回の講義のクイズでは、沖縄戦や原爆(核兵器)についての知識の再確認ができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。