知の市場

第4回講義概要「ライフプランニングの必要性を考える」

○ 開催日時
2021年5月11日(火)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

藤井 智子(NPO法人Wco.FPの会(生活クラブ共済事業連合生活協同組合連合会) 事務局長)
「ライフプランニングの必要性を考える」

概要

 第4回講義の講師は、NPO法人Wco.FPの会(生活クラブ共済事業連合生活協同組合連合会)の藤井さんです。生協とライフプランニング活動、ライフイベント、家計の収支(貯蓄の意味)、日本の社会保障制度(主に健康保険と公的年金)などについて講義をしていただきました。

受講生の受けとめ

 学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。

Q 生活協同組合(団体)のどのようなところに興味や関心を持ちましたか?
または持てませんでしたか?

Aさん
生協の組合事業を見て生活していく上で大切なこと、あって嬉しい事業を知って宅配サービス以外にも多くのことがあってより興味をもつことができました。

Bさん
FPは前々から興味があり、資格も考えているのですが、今日具体的に自分のライフプランと照らし合わせた際にやはり知識として頭に入れておきたい内容だと思いました。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Cさん
“お金とどう付き合っていくか=人生の質”というワードが印象に残っています。お金が多ければ多いほどいい…のではなく、自分がやりたいこと、それをするために必要なお金について考えることが大事だと思いました。“収入-貯蓄=支出”という先取り貯蓄がポイントだと感じました。生きるためにはお金が必要なので、色々な状況に対応できるようにお金を貯めようと思いました。“ムダな支出を減らす”ことの重要さを痛感しました。“幸せな”ライフプランを考えることが重要だと学びました。将来を悲観してしまうので、“幸せな”将来を前向きに考えていこうと思いました。

Dさん
自分の生き方の質を決めるライフイベントを考えることの重要性を感じました。その為にライフプランニング活動での学びが必要であり、暮らしの向上に努めているのだと実感しました。また、家計を自分で見直すだけでなく、社会保険や社会保障についての仕組みを理解することで、この先の人生をより豊かにできるのではないかと改めて感じました。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想を書いてください。

Eさん
若い頃からの貯蓄の必要性や実際に自分が何にお金を使っているかを知ることの重要性を感じた。特に、自分が良く使う電子マネーやクレジットカードなど、身近なテーマでの話は、使っていく上で使いすぎやだまされないようにするために、より注意を払うようにしたいと感じた。
保険関連では、新社会人になった際の医療費(高額療養費制度)が具体的にいくらになるのか、実際の数字を見せてもらえたことでイメージができ、もしもの時のために毎月いくら貯蓄をするか考える際に参考にしたいと思った。

Fさん
この講義を受講し、社会に出ていく為の家計の見直しを徹底し、先取り貯蓄を心がけていきたいと思いました。お金とどう付きあっていくかをしっかり考え、自分の将来の見通しを立てていきたいと思います。小さな支出の積み重ねが大きな支出となりうることを念頭におきながら、本当に必要なものかどうかの見極めをしていきたいです。また、健康保険制度や公的年金制度などの利用に支えられて生活をしていることを意識すると共に制度への理解を深める機会になりました。