知の市場

第3回講義概要「学生生活を取り巻くリスクを考える」

○ 開催日時
2021年4月27日(火)15:00~16:30
○ 開催会場
大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ

佐藤 和之(全国大学生協共済生活協同組合連合会 代表理事 専務理事)
「学生生活を取り巻くリスクを考える」

概要

 第3回講義の講師は、全国大学生協共済生活協同組合連合会(大学生協共済連)の佐藤さんです。(大学生協)共済について、共済と保険との理念の違い、自転車事故やアルコールハラスメントをはじめとする10のリスク、新型コロナウイルス感染症によって学生が直面する3つの危機などについて講義をしていただきました。

受講生の受けとめ

 学生たちが今回の講義後に提出したレポートの一部を、抜粋して紹介します。

Q 生活協同組合(団体)のどのようなところに興味や関心を持ちましたか?
または持てませんでしたか?

Aさん
保険と違い、共済は事故を起こしてしまったり病気にかかることを未然に防ぐ取り組みをしているということに関心を持った。

Bさん
幅広いことに対応していることを知って驚きました。リスクを予防する活動を行っているという点に興味を持ちました。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Cさん
大丈夫だと思っていたときこそ危ないので常に何かあると思いながら行動、判断していくことが大切だと感じた。また、大学生になって生活している中でお酒を呑むことがほとんどない自分はアルコール中毒などに気をつけて適度に楽しむことが必要だということも理解できたので、心にも保険をかけていきたいです。

Dさん
1.共済と保険では考え方が異なるということ。
2.リスクを考える中で、長期的な人生において生じることを認知すると共に、
   様々な対策を想像力や創造力を生かして考える必要がある。
3.大学生協共済は学生同士の助け合いであり、リスクの予防や報告が大切である。
4.学生の自立においてリスクリテラシーの育成が重要。
   そして、リスクに対してどう向き合い実践していくかが何よりも大切である。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想を書いてください。

Eさん
大学生は自由で何事にも好奇心がある人が多いと思う。それは自分の可能性を広げるものだが、それと同時に判断を間違うと自分の将来を壊してしまうものでもある。好奇心は大切にしながら、冷静に物事を見て予測することが大事だと感じた。

Fさん
自転車事故やアルコールハラスメントなど、私が普段生活を送る上で多く利用するものの中にたくさんのリスクが存在していることに驚くと同時に、早めに問題に対処することの大切さを実感しました。特に、インターネットトラブルや契約トラブルなど、私達の世代だからこそ、より慎重にならなければいけないと感じました。シンキングタイムを何度か取っていただけたことで、身近な問題についてより深く考えることができたと思います。