- ○ 開催日時
- 2015年5月13日(水) 15:00~16:30
- ○ 開催会場
- 大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ
平野 路子(日本生協連 戦略製品開発担当)
「新しいCO・OP商品作り」
概要
連休が終わり、「知の市場」が13日から再開しました。この日までに提出された講座の履修登録者数は140人を超えました。毎回たくさんの受講生が熱心に聴講しています。
さて、今回は、受講している学生の1人に講義録を書いてもらうことにしました。1回目は4年生のJI君です。これからも、なるべく受講生のみなさんに講義録や感想を書いてもらいたいと思っています。大学生が、生協の事業や社会活動の講義を、どう受け止めているか、参考になれば幸いです。JI君のレポートは以下の通りです。
第4回「生協社会論」のテーマは「新しいCO・OP商品作り」。日本生協連戦略製品開発担当の平野路子さんがコープ商品の歩みについて、話してくださいました。
最初にCO・OP商品を紹介するDVDを視聴しました。CO・OPの商品作りは、求められるものが、時代よって変化する中で、組合員の声を通じて受け止め、開発や改善をしてきました。60年代はなかなか物が買えない時代にメーカーの管理価格に対抗するため、安定した適正な価格の商品開発の時代。70年代には有害食品や不当表示が問題になり、生協のオリジナル食品をつくるとともに、表示面でも消費者の立場に立ちリードした。80年代には組合員数が1000万人を突破。90年代には環境問題にも取り組み、日本で初めてステイオンタブ缶飲料を販売し、全国に広げていきました。
2つ目のDVDでは、今年から販売される新たなブランド「コープクオリティ」についての紹介を視聴しました。寄せられた組合員の声を元に、わかりやすい共通ラベルをパッケージデザインに採用し、よりおいしさにこだわった商品の販売を行っていくそうです。
平野さんは様々な声を寄せてくれる組合員に感謝を述べていました。生協に寄せられた組合員の声がCO・OP商品の開発・改善に役立てられているからです。
また、平野さんは自身の仕事内容についても述べていました。個人的には、会議や打ち合わせが詰まったスケジュールや、試食が大変だという話が印象に残っています。
今回の講義では、生協事業の活動内容という「表側」の部分だけでなく、働く人やその現場などの「裏側」の部分について聞くことができました。就職を意識する3、4年生が興味を持てる講義になったと思います。
5回目は、日本生協連の内山和夫さんが「地域活性化―産直」について講義します。