- ○ 開催日時
- 2015年4月8日(水) 15:00~16:30
- ○ 開催会場
- 大東文化大学 板橋キャンパス(高島平)
講師とテーマ
小熊 竹彦(日本生活協同組合連合会、政策企画部長)
「現代社会と協同」
概要
生協総合研究所が昨年実施した知の市場「生協社会論」が、8日大東文化大で開講しました。今年度は、大東文化大学の全学共通科目「現代社会の諸問題A」の中の一講座として開講されます。大学の正式カリキュラムですが、他大学の学生、一般の方など学外からの参加も認められています。
開講初日の8日は約100人の受講者がありました。初めに担当教官の経済学部、中村年春教授からこの講座の目的と受講上の注意について説明がありました。中村教授は初の試みとしてスタートしたこの講座に積極的に参加してほしいと呼び掛けました。
第一回目の講師は日本生協連政策企画部の小熊竹彦さん。「現代社会と協同」をテーマに、日本の生協が高齢化やエネルギー問題、貧困問題などに具体的にどんな取り組みをしているのか、こうした活動を行っている生協の組織の特徴や考え方、また購買、医療福祉、共済など生協の種類について概説しました。今後の講義の全体像と、生協についての基礎知識が要領よくまとめられていました。
この日の講義では、日本生協連のテレビCMが放映されました。このCMを見たことのある学生は半数程度でした。一方、自宅や実家で宅配など生協を利用していると挙手で答えた学生は数人にとどまりました。若い人に生協の取り組みを理解してもらううえで、この講座は意義のあるものになりそうです。
大東文化大学での「生協社会論」は毎週水曜日15時からです。2回目は「宅配から見える日本社会」で、高齢化の問題と、宅配の際の見守りなどについて生協の取り組みがテーマになります。