知の市場

○ 開催日時
2014年11月18日(火) 14:00~15:30
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
講師とテーマ

 堀口 幸子氏(日本コープ共済生活協同組合連合会)
 「くらしのリスクにそなえる」

概要

 第6回の講師は、コープ共済連の堀口幸子さん。「くらしのリスクにそなえる」をテーマに、コープ共済連が取り組んできたライフプランニング活動を中心に将来の生活設計の考え方について話していただいた。

 最初の共済商品「たすけあい」が誕生して、今年は30周年を迎え、昨年度2013年度の共済支払金は約129万件、625億円に上っている。共済事業が広がる中で、組合員の声を基に助け合いの幅を広げてきた。ある先天性の病気の子どもを持つ母親から、子どもが加入できる保険がないとの訴えが届いたことがきっかけで、加入条件が緩やかなコースができた例が紹介された。

 この30年の間に、バブル崩壊、金融機関などの破たん、社会保障制度改革など、日本の社会、経済は大きく様変わりし、組合員のくらしも大きな影響を受けた。その中で、生協が力を入れてきたのが、今のくらしと将来の夢、そのために必要なお金のことについて考えるライフプランニング活動。組合員同士でくらしのお金について学びあう活動は、今後ある程度の自助努力が求められる時代にますます重要になることがよく理解できた。