- ○ 開催日時
- 2014年10月28日(火) 14:00~15:30
- ○ 開催会場
- プラザエフ5階 会議室
講師とテーマ
山越 昭弘(日本生活協同組合連合会 品質保証本部商品検査センター長)
「食の安全・安心」
概要
第3回の講師は、日本生協連品質保証本部商品検査センター長の山越昭弘氏。「食の安全・安心」をテーマに、生協の食の安全・安心対策の最前線について講義をしていただいた。山越氏の話で興味深かったのは、食の安全を品質保証という枠組み中で考えているという点だった。検査の段階だけで食の安全を保証しているのではなく、商品の開発・設計段階から、検査、組合員の申し出を受けての対応まで、食品流通のそれぞれの段階で、組合員に満足してもらえる品質にするための取り組みがDVD上映も含めてわかりやすく解説された。
検査では、最近、「異物が入っている」など、組合員からの申し出を受けた検査が増えており、毎月500件以上の検査が行われている。起きてしまった商品事故に迅速・適切に対応するクライシスマネジメントが重要になっている。
また、生協はコープ商品の安全性確保はもちろん、食品の国際委員会(コーデックス)へのオブザーバー参加や食品安全委員会などの行政機関に委員として参加することなどを通じて、食の安全の確保に努力していることも紹介された。