生協総研レポート 2014年2月発行 No.74
産直産地の組織像
本レポートは、公益財団法人生協総合研究所で2009年6月から2011年7月まで2年にわたり開催された常設研究会「産直研究会」の成果報告です。
研究会では中央大学・木立真直教授(座長)、東京大学・中嶋康博教授にリードしていただき、定期的に会合をもち、都度ゲストを迎えて、農業や農政、農産物流通について研究を進めるとともに、フィールド調査4班を設置し、代表的な生協の産直4産地を対象として農業者メンバーに聞き取りを中心とするフィールド調査を行いました。本篇を構成する4論考は、その調査報告とそれぞれの担当者による考察です。
生協の産直は何をめざし、何を達成してきたのか、またその経験を受けて、今の情勢のなかで今後の産直はどういう方向へ向かって行くべきなのか、論議が必要な時です。本レポートが、その議論の素材の一つとなることを願っています。是非、ご一読をお願いいたします。
主な目次
- 刊行にあたって(林 薫平)
- はしがき
- 生協産直をめぐる論点(木立 真直)
- 論文
- 生協の米産直産地の課題―2010年・JAささかみを事例に―(大木 茂)
- 論文
- 野菜くらぶ(群馬県昭和村)にみる生産者組織化のポイント―「個」を活かし、互いに切磋琢磨し合う仕組みの構築―(安藤 光義)
- 論文
- 産直組織の展開条件に関する研究―紀ノ川農協を事例として―(菊島 良介)
- 論文
- 農業者による新たな協業活動とその組織・構成員の特質に関する分析―ながさき南部生産組合を事例として―(木村 崇之)
- 補遺
- 本研究会の周辺(林 薫平)
- あとがき
- 生協産直における部会の意義(中嶋 康博)
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