• 生協総研のミッション&ビジョン
  • 維持会員制度のご案内
  • 生協研究資料データベース
  • 調査データ
  • 生協総研賞
  • アジア生協協力基金
  • 「生協社会論」講座

〒102-0085
東京都千代田区六番町15 プラザエフ6F
TEL:03-5216-6025
FAX:03-5216-6030
ccij@jccu.coop

  • 研究所の概要
  • 研究活動
  • 助成・表彰事業
  • 刊行物情報

刊行物情報

生活協同組合研究 2022年4月号 Vol.555

申込書のダウンロードはこちら

『生活協同組合研究』の購読者アンケート募集中!!
4月号のアンケートはこちらです。

地域における資金循環と非営利金融

 営利であると非営利であるとにかかわらず、世の中のあらゆる事業・活動にはヒト・モノ・カネが不可欠である。しかし、非営利の市民事業や市民活動についてみてみると、その活動の広がりにもかかわらず、現在でも活動資金は十分とは言えないのではないだろうか。どのような形で非営利の世界に資金を循環させていくかは市民事業・市民活動の基盤を整備していく上での課題の一つといえよう。このことは裏を返せば、市民のお金を、いかに市民社会のなかで回していくか、いわば私たちのお金を「意志あるお金」としていかに市民社会のなかで循環させていくかを考えることでもある。

 本特集はこうした問題意識から、いわば社会のなかでの「非営利のお金の回し方」を考えようというものである。特集冒頭の小関稿では、こうした市民社会への資金循環を担う非営利金融の見取り図を描いていただいている。非営利の資金循環を考える際、信用金庫・信用組合や労働金庫などの協同組織金融機関の役割は大きい。続く、長谷川稿では、協同組織金融機関のあり方や今後の方向性について理論的な検討を加えていただき、重頭稿では近年の欧州における協同組合銀行の動向を紹介いただいた。金融の世界の協同組合の新しい動きにも注目いただきたい。次の原田稿では、実際に持続可能な経済、地域のなかでの資金循環をどのようにつくっていくのか、公的セクターとの関係やその後の評価の問題などをふくめ検討されている。

 残る2本は事例編で、拙稿では生協による市民活動助成の取り組みを都内3生協の事例から論じた。最後の市川稿では近年各地で活動が広がっているコミュニティ財団の事例を報告いただいた。地域のなかで、お金だけではない、つながりやネットワークをつくりだしていこうという取り組みである。

 本特集を資金循環という側面から市民社会を考えるきっかけにしていただければ幸いである。

(三浦 一浩)

主な執筆者:小関隆志、長谷川勉、重頭ユカリ、原田晃樹、三浦一浩、市川 徹

目次

巻頭言
あらためて食料問題を考える(中嶋康博)
特集 地域における資金循環と非営利金融
市民活動を支える非営利金融の現状と課題(小関隆志)
価値志向型協同組織金融の萌芽と展開 ─広がるソーシャルファイナンス─(長谷川勉)
欧州における協同組合銀行の現状 ─コロナ禍への対応とデジタル化の進展─(重頭ユカリ)
農山村地域における循環的な経済の可能性とその条件(原田晃樹)
生協による市民活動支援の現状を考える ─都内3生協の事例から─(三浦一浩)
都市型コミュニティ財団から見た「地域」と「お金」 ─世田谷コミュニティ財団の事例から─(市川 徹)
国際協同組合運動史(第1回)
国際協同組合同盟の前史(鈴木 岳)
本誌特集を読んで(2022・2)
(炭谷 昇・大木 茂)
新刊紹介
聞き書きによる被爆体験証言集『つたえてください あしたへ……』第26集―(中村良光)
公益財団法人生協総合研究所と一般財団法人地域生活研究所との合併について
研究所日誌
公開研究会  (第3期)生協論レビュー研究会から~協同組合と社会構想~(4.25)
アジア生協協力基金活動報告書『アジアに架ける虹の橋』刊行
生協総研レポートNo.97「日本と英国の協同組合史を振り返る ―2つの公開研究会より―」刊行
2021年度『全国生協組合員意識調査 増訂版報告書』刊行
『ロバアト・オウエン協会年報』46(2021年)刊行