【新刊のご案内】『2050年 新しい地域社会を創る 「集いの館」構想と生協の役割』
本書は生協総合研究所で2016年4月から2年間継続した「第2次2050研究会」の研究成果として、地域コミュニティと日々のくらしを支える場を展開する「集いの館」構想の具現化と将来の地域生協のミッション・ビジョンについてまとめ、高齢化と少子化が進んだ2050年の日本における地域社会のあり方を提示した一冊です。是非ご一読ください。
2018年9月30日発行 四六判・182ページ
定価(本体1,500円 + 税)
発行:株式会社 東信堂
目次
はじめに(小方 泰)
地域生協の話(渡部博文)
第1部 なぜ二○五○構想と「集いの館」なのか
第1章 「集いの館」構想地域ワークショップからみた地域の課題(若林靖永)
第2章 「地域力」を創るまちづくりのあり方(前田展弘)
第3章 もうひとつのキーワード「商助」の最新事情(白鳥和生)
第4章 買い物弱者と共助・商助 (天野恵美子)
第5章 パルシステム東京における取り組み(辻 正一)
第2部 二○五○年 ―― 地域生協のミッション・ビジョンの提言
第6章 現在のミッション・ビジョンをテキストマイニングで比較する(玉置 了)
第7章 二○五○年の情勢予測と新たな事業戦略(渡部博文)
第8章 ミッション・ビジョンとは(日向祥子)
第9章 二○五○年に向けた地域社会についての協同組合論からの考え方(鈴木 岳)
第10章 二○五○年地域生協ミッション・ビジョンの提言(若林靖永)
座談会 集いの館構想の具現化と地域生協への期待(若林靖永、樋口恵子、宮本みち子、松田妙子)
おわりに(若林靖永・小方 泰)
お問合せ・ご注文は
公益財団法人生協総合研究所(遠藤 晃・中村範子)
『2050年 新しい地域社会を創る』が大学の講義テキストとして採用されました
松山大学では松野尾裕氏(愛媛大学教授)が担当する全学部対象の自由選択科目「地域と福祉」を開講し、約800名の学生が履修しています。この講義は「生活に困難を抱える人も地域の中で暮らすことの出来る社会を実現するために、どのような課題を解決しなければならないかを知り、地域福祉の充実について理解する。」ことを目的としており、テキストとして『希望の経済 ―賀川豊彦生活協同論集』とともに『2050年 新しい地域社会を創る』が採用されました。松野尾氏は「近年の大学生は自分の生活を含め福祉の問題に強い関心を持っています。「集いの館」構想が若い人たちに魅力あるものとして受けとめられるか問うてみたいと思います」と語っています。