【新刊のご案内】ユニバーサル就労調査研究会報告書
2013年6月、日本生活協同組合連合会の総会において決定された「第12次全国生協中期計画」では、障がい者や働きにくい状況に置かれている人々に対して、生協としてどのように就労支援や就労準備支援を図るのかということが検討されました。この課題の調査研究について日本生協連から委託を受け、2014年1月に当研究所に設置したのが「ユニバーサル就労調査研究会」です。
ユニバーサル就労とは、様々な理由から就労に困難を抱えている「働きたいのに働きにくい人」が、働けるような仕組みをつくると同時に、誰にとっても働きやすく、働きがいのある職場環境づくりを目指していく取り組みです。
当研究会は、柳沢敏勝氏(明治大学商学部教授)を座長に、米澤旦氏(明治学院大学社会学部講師)を学識委員としてお迎えし、また、2つの社会福祉法人および5つの会員生協から委員のご参加をいただき、7回に渡る研究会を重ねて参りました。その成果を『ユニバーサル就労調査研究会報告書』(2015年3月)にまとめましたのでここにご案内いたします。各地の生協および生協と関わりのある団体が実際にどのような取り組みを行っているのかを知っていただき、生協としてさらなる地域福祉の役割発揮を検討するために是非ご活用いただきたく思います。
2015年3月発行 A4判 59項
頒価500円+送料実費
発行:公益財団法人生協総合研究所
目 次
刊行にあたって
- 当研究会の構成及び開催記録
- ユニバーサル就労を取り巻く社会的情勢と取り組みの意義
- 当研究会が検討する主な就労支援形態と関連制度
- 研究活動の概要とその背景にある問題意識
――生活協同組合とユニバーサル就労―― - 当研究会委員に関わる各地での取り組みの概要
みやぎ生活協同組合
生活協同組合コープあいち
大阪いずみ市民生活協同組合
生活協同組合コープこうべ
生活協同組合ひろしま
社会福祉法人 生活クラブ風の村
社会福祉法人 協同福祉会
(参考事例)株式会社エフピコ - 生協における就労支援の意義と課題
- 障がい者就労の実例を扱った書籍
巻末資料
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公益財団法人生協総合研究所(中村・齊藤)