【新刊のご案内】『親が参画する保育をつくる～国際比較調査をふまえて』

　本書の主な内容は、公益財団法人生協総合研究所の2013年度プロジェクト「幼児教育・保育施設における親の参画に関する国際比較調査」の成果です。

　各国の報告からは、よりよい保育を実現したいという親、保護者、行政の強い思いと、それを実現させるために親の参画が注目されていることが伝わってきます。

　2015年度から子ども・子育て支援新制度がスタートします。幼児教育・保育施設については、これまでの延長線上ではなく、本当の意味で新しい制度となるように、本書の議論が生かされることを期待したいと思います。是非ご一読をお願いいたします。

2014年8月30日発行　Ａ5判 240頁
定価（本体2,800円 + 税）
発行：株式会社勁草書房

はしがき	（池本美香）
序　　章	日本の幼児教育・保育制度における親の参画の現状（池本美香）
第 I 部	幼児教育・保育施設における親の会
	第１章	ノルウェー：家庭と保育園の協同（上掛利博）
	第２章	デンマーク：自主性と制度による親の参画（永井暁子）
	第３章	オランダ：制度化された親参加（太田和敬）
	第４章	イギリス：新しい公共管理としての親参画（池本美香）
第 II 部	親が運営する保育施設
	第５章	フランス：親参画にみる社会的連帯のあり方（木下裕美子）
	第６章	スウェーデン：親子と保育者の「共同生産」（浅野由子）
	第７章	韓国：親の参画を通じた保育の民主化の模索（韓松花）
	第８章	イタリア：親を地域で支える社会的協同組合（近本聡子）
第 III 部	親が運営する幼児教育施設
	第９章	ドイツ：保育における質保証と「親の参画」（佐久間裕之）
	第 10 章	ニュージーランド：親も学ぶ幼児教育施設（佐藤純子）
	第 11 章	カナダ：保育の品質保証のための親の参画（池本美香）
	第 12 章	アメリカ：親と子と保育者が共に学ぶ保育（池本美香）
終　　章	日本の幼児教育・保育制度に親の参画をどう生かすか：保育の消費者から共同生産者へ（池本美香）
あとがき	（池本美香）

　公益財団法人生協総合研究所（近本）

　お近くの書店，Amazonなどでご注文になるか，発行元の勁草書房までご注文下さい。