刊行物情報

生協総研賞 第8回助成事業研究論文集

 生協総研賞は1999年の研究所創立10周年を機に、くらしと生協についての研究と実践を推進するために設けた事業です。現在本事業は、隔年に実施する「表彰事業」(著者を選考し「研究賞」と「特別賞」として表彰するもの)と研究を広く公募し毎年実施する「助成事業」という二本柱を立てて行っております。

 2010年度に行われた第8回の助成事業には、個人研究21件,共同研究15件,総計36件の応募を受け、厳正な選考の結果、個人研究4件,共同研究3件,計7件の方々が選考されました。

 このたび、対象全ての7件の論文を一堂に会して、刊行するはこびとなりました。何とぞ、ご一読のほど、よろしくお願い申し上げます。

2012年1月発行 B5判 111頁
頒価1,000円+税
発行:生協総合研究所

目次

個人研究
権 慈玉(東北大学大学院文学研究科COE研究員)
「韓国における地産地消運動と女性農民のエンパワーメント-全国女性農民会総連合の「菜園作り事業」の事例から」
佐藤彰彦(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)
「政策展開過程をめぐる官僚制と住民自治のジレンマ」
松岡勝美(岩手大学人文社会科学部教授)
「高齢者を消費者被害から守るネットワークづくりに必要なこと-岩手県を中心とした地域の実態調査から新しい公共を考える-」
伊丹謙太郎(千葉大学人文社会科学研究科特任教員)
「協同組合運動協働者のオーラルヒストリー収集による賀川豊彦像の再検討-戦後日本の協同組合運動史における賀川豊彦の影響と現代的可能性-」
共同研究
伊庭治彦(神戸大学農学研究科准教授)
「農業の現場における「食育」の継続的実践に関する研究-米国のファームツゥスクール・プログラムとの比較検討を視点として-」
山本英弘(山形大学地域教育文化学部講師)
「廃棄物政策と地域コミュニティの資源管理-山形市のゴミ有料化政策を事例として-」
宮﨑義久(北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程)
「中山間地域の活性化に向けた地域通貨の活用方法に関する研究-高知県いの町NPO法人「土佐の森・救援隊」の活動を中心に」

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 公益財団法人生協総合研究所(鈴木・中村)