研究活動

公益財団法人生協総合研究所 2024年度第6回公開研究会
消費者とはどのような存在か~その歴史的位置を考える~

 生協は消費者の協同組合であるといわれ、現代社会では人は誰もがみな消費者であるとすらいえます。しかし、そもそも「消費者」とはどのような存在なのでしょうか。それは当然、一様ではなく、時代や人々の意識の変化とともに様々に捉えられてきました。「生活者」や「お客様」といった言葉は、そうした消費者を別の形で把握しようとするものです。近年の「推し活」や「応援消費」も消費や消費者の新しい姿を表したものといえるでしょう。

 今回の公開研究会では、日本大学の原山浩介さんをコーディネーターとし、北海道大学の満薗勇さんを講師に迎え、消費史研究や消費者運動研究の専門家であるお二人から「消費者」が歴史的、あるいは社会的にどのように規定されてきたのか、それぞれの時代でどのようにその概念が使われ、そしてそれがどのように変化してきたのかを検討することを通じて、消費者運動のひとつの形でもある生協運動のあり方を考えます。

 消費や消費者運動が社会を変えたのか、生協は今後、どのような形をとっていくのか、ともに考える機会となれば幸いです。多くの方のご参加をお待ちしています。

開催日時:
2025年2月5日(水)14:00~16:30(配信開始13:30)
開催形態:
来場・オンライン(Zoom)配信併用 オンデマンド配信あり
会 場:
主婦会館プラザエフ5階会議室(地図
参 加 費:
無料

プログラム(予定)

13:30~
開場/Zoom配信開始
14:00~
事務連絡・趣旨説明 三浦一浩(生協総合研究所 研究員)
14:05~
講演 満薗 勇(北海道大学 准教授)
 「消費者と日本経済の歴史」(仮)
 ※参考:満薗 勇『消費者と日本経済の歴史』(2024年、中公新書)
15:15~
小休憩
15:20~
解題 原山浩介(日本大学 教授・コーディネーター)
 「消費者運動のこれからを歴史的に考える」(仮)
15:50
休憩
16:00~
質疑応答
16:25~
閉会あいさつ 茂垣達也(生協総合研究所 事務局長)
※敬称略

お申し込み

下記URLまたは二次元コードからお申し込みください(2025/1/31締切)。

QR

※メールによるお申込も受け付けております。

公開研終了後に期間限定でオンデマンド配信をいたします。オンデマンド配信ご希望の方もお申込みをお願いいたします。