研究活動
公益財団法人生協総合研究所 2023年度第2回公開研究会
ワーカーズ・コレクティブの現在地
生活クラブ生協の運動のなかから始まったワーカーズ・コレクティブは、40年以上の歴史を積み重ねてきました。コミュニティワークなどの概念を提起し、市場経済とは違うオルタナティブな働き方をめざした、ワーカーズ・コレクティブの運動は各地に広がり、多くの人が参加する運動へと成長しています。また、2020年には労働者協同組合法が成立し、働く者の協同組合への社会的な関心も高まってきています。
その一方でワーカーズ・コレクティブには課題も多く指摘されています。そうではない組織も多くありますが、事業体としての持続可能性が低いワーカーズ・コレクティブもしばしばみられますし、そこで働く人の労働の対価が十分ではなく「食えるワーカーズ」ではないという指摘も根強くあります。また、労働者協同組合法のもとで求められるメンバーの労働者性はワーカーズ・コレクティブが本来目指したものとはやや異質なようにも映ります。
今回の公開研究会では特に現在運動を担っている世代を中心に、その思いやめざすものを拾い上げつつ、ワーカーズ・コレクティブの到達点、現在地を確認し、本来目指してきたものとの相違点やその評価、今後の可能性などについて検討します。多くの方の参加をお待ちしています。
- ●開催日時:
- 2023年7月10日(月)14:00~16:30(配信開始13:30)
- ●開催形態:
- 来場・オンライン(Zoom)配信併用
- ●会 場:
- 主婦会館プラザエフ5階会議室(地図)
- ●共 催:
- ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会
- ●参 加 費:
- 無料
プログラム(予定)
- 13:30~
- Zoom配信開始
- 14:00~
- 事務的案内・趣旨説明:三浦一浩(生協総研研究員)
- 14:05~
- 報告:伊藤由理子(生活クラブ連合会顧問、生協総研評議員)
「ワーカーズ・コレクティブ誕生の背景と歩み」 - 14:20~
- 報告:井上浩子(神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会専務理事)
「ワーカーズ・コレクティブのいま」 - 14:35~
- 報告:藤井敦史(立教大学教授、生協総研評議員)
「労働者協同組合法時代におけるワーカーズ・コレクティブと社会的連帯経済」 - 15:05~
- 報告者によるディスカッション
- 16:00~
- 質疑応答
- 16:25~
- 閉会あいさつ
お申込み
下記URLまたは右の二次元コードからお申込みください(7/6締切)。
https://business.form-mailer.jp/fms/e905dac1202947
※メールによるお申込も受け付けております。
案内チラシ(PDF 629KB)
●公開研終了後に期間限定でオンデマンド配信をいたします。オンデマンド配信ご希望の方もお申込みをお願いいたします。
※この公開研究会は『生活協同組合研究』2023年5月号の特集「ワーカーズ・コレクティブの現在地」をもとに企画されたものです。本公開研究会で報告をいただく登壇者の論考も掲載されておりますので、参考資料として是非ご一読ください。内容についてはこちらをご覧ください。
公開研究会のお申込みと同時にご購入される場合は1冊550円(税込)、送料無料で、ご指定の場所にお届けします。