アジア生協協力基金
- ○ 開催日時
- 2024年9月12日(木)13:30~16:00
- ○ 開催会場
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来場・オンライン配信併用
オンデマンド配信あり - ○ 参 加 者
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38名
※オンデマンド配信視聴申込は16名 総計54名
プログラムと報告者(敬称略) ※青字のリンクを開くと各講演の動画をご覧いただけます。
宮﨑達郎(生協総合研究所 研究員)
「アジア生協協力基金の概要と2025年度一般公募応募について」
https://youtu.be/-3pmDyMqlCQ
- 報告①
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石橋裕子(一般社団法人 Think Locally Act Globally)
「スリランカ国における民族共生と生計向上を目指した貧困層女性のオーガニック家庭菜園支援事業」
https://youtu.be/vk5ahQo15ZA - 報告②
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福井 誠(認定特定非営利活動法人 Hope and Faith International)
「ヌワコット郡ビドール市第七区での山羊銀行による就労支援活動」
https://youtu.be/pD882VU7Pmw
概要
この活動報告会は、アジア生協協力基金の一般公募助成事業の成果を共有すること、NPO/NGOなど市民グループへの今後の応募に関する情報提供を目的に開催した。
はじめに、アジア生協協力基金運営委員の吉村真子氏より開会挨拶をした。
続いて、宮﨑研究員より、アジア生協協力基金の概要について、基金設立の経緯から現在までの活動、2つの事業(国際協力助成事業と一般公募助成事業)に触れたうえで、一般公募助成について、対象要件や審査の流れ、助成後の経過について説明した。
活動報告は2023年度に3年間の助成を終了した2組織から詳細な報告が行われた。
まず、一般社団法人Think Locally Act Globallyの石橋裕子氏からスリランカの地方都市で有機農業の実践普及活動を通じて、三民族を協働させて地域協同組合を設立・発展させて地域経済の振興に貢献している取り組みについて報告した。
続いて認定特定非営利活動法人Hope and Faith Internationalの福井誠氏よりネパールで山羊を貸し出して飼育させることによって地域の男性働き手が外国等へ出稼ぎに行くことを減少させた取り組みについて報告した。
どちらもアジア生協協力基金からの助成金をアジアにおける非営利法人(NPO)による意義ある活動に活用した事例ということで質問応答も活発に行われるとともに、当該NPOによる活動を高く評価する感想が多く寄せられた。
最後にアジア生協協力基金運営委員の大信政一氏から閉会の挨拶をした。
【参加者アンケートにいただいた感想】
- 3つの異なる民族のうち貧困世帯を対象に、家庭菜園を通して生産から販売まで支援された努力と工夫がとてもよくわかる発表でした。販売まで至らなかった世帯も自家消費を通して、節約して生計向上に貢献したことがわかりました。
- 山羊銀行とは興味深い発想だと思いました。その仕組みなどを浸透させる為に想像以上の地道な活動があったのだろうとも想像できました。山羊で出稼ぎが減って本当によかったと感じました。やはり万国、幸せの最小単位であり根本は家族だと改めて思いました。