アジア生協協力基金・2015年度の一般公募助成先決定のお知らせ
2015年度の同基金助成対象団体を、下記のとおり決定いたしました。多数の応募、ありがとうございました。
1. 一般公募助成事業
2015年度の一般公募は、2014年10月1日~11月30日までの間、生協総研のホームページをはじめ、日本生協連会報・組合員活動情報さらに東京ボランティアセンターや国際協力NGOセンター(JANIC)、公益財団法人助成財団のホームページなどを通して広報しました。この結果、2015年度は、25組織から26の応募をいただきました。アジア生協協力基金運営委員会による厳正な、書類選考とプレゼンテーション審査を経て、生協総研2014年度第3回理事会(2015年2月5日開催)の議論を経て、最終的に以下の7組織に総額5,997,000円の助成を決定しました。
助成の決定した組織とプロジェクトは、以下の通りです。
申請団体 | 所在地 | 助成事業の概要 | |
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コープおきなわ | 沖縄 | ラオスにおけるラオラオ酒の品質改善及びブランド構築、販路開拓、サイー村での生産者協同組合の結成 | ラオス |
(一社)わかちあいプロジェクト | 東京 | ミャンマー国カヤ州におけるコーヒー栽培農家への生産者組合設立支援 | ミャンマー |
NPO法人アーシャー=アジアの農民と歩む会(ASHA) | 栃木 | 北インド・アラハバード県における有機農業組合運営強化と人材育成 | インド |
(特活)AMDA社会開発機構 | 岡山 | 青年グループの能力強化と活動運営支援を通じた地域活性化プロジェクト | ネパール |
(特活)シェア(国際保健協力市民の会) | 東京 | エイズプロジェクト運営能力向上および組織運営強化のための人材育成プロジェクト | タイ |
(特活)APLA | 東京 | 東ティモール・エルメラ県のコーヒー生産者グループの協同性の強化ならびに次世代リーダー育成 | 東ティモール |
(公財)PHD協会 | 兵庫 | 「くらしの拠点」づくり~生協店舗がコミュニティの核になることを目指して~ | ネパール |
合計 5,997,000円 |
2. 国際協力助成事業
日本生協連・国際活動委員会が企画する事業で、日本生協連国際活動委員会(2014年12月19日)で起案され、生協総研・アジア生協協力基金運営委員会での審議、および生協総研第3回理事会での決定により、以下の7企画に対して総計600万円の助成が決定しました。なお、この企画には、全国大学生協連と医療福祉生協連による企画がそれぞれ1件ずつ入っています。
相手国 | 企画名 | 事業概要 | |
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アジア | ICA-AP選抜生協マネジャー研修1 | アジアの生協店舗マネジャーを招へいし、みやぎ生協を中心に研修 | |
アジア | ICA-AP選抜生協マネジャー研修2 | アジアの生協店舗マネジャーを招へいし、コープこうべを中心に研修 | |
シンガポール(開催国) | ICA-AP生協委員会主催 生協経営ワークショップ | フェアプライス生協の経営などを学ぶワークショップ | |
マレーシア (開催国) |
ICA-AP生協委員会主催 生協セミナーへの講師派遣 | 「消費者の権利を擁護する活動」のセミナー | |
マレーシア (開催国) |
ICA-AP生協委員会主催 フェアトレードセミナー | フェアトレードを概念を学ぶセミナー | |
タイ (開催国) |
(全国大学生協連)ICAアジア太平洋地域大学/キャンパス生協委員会セミナー | ICA-APユース委員会との合同企画も含め、学生教職員のワークショップ開催 | |
ネパール | (医療福祉生協連)日本・ネパール保健医療交流 | ネパールから医師・職員が来日、視察と交流を実施 | |
総計 600万円 |
注:アジア生協協力基金;アジア生協協力基金は、アジアの協同組合発展のために、1987年の日本生協連総会での決定を経て、日本生協連と日本生協連会員の寄付金によって設立された基金で、1989年から管理運営を生協総研が担っています。基本財産約8.8億円の利子を活用し、日本生協連の国際協力活動への助成を行ってきましたが、2009年、生協総研の公益財団法人への移行に伴い、一般公募によるNPOなどへの助成活動を開始しました。