第10回 生協総研賞・助成事業の対象者が決定しました
今回の当助成事業には,個人研究34件,共同研究28件,総計62件にのぼる多数のご応募をいただきました。10月中旬に開催された選考委員会(選考委員長:生源寺眞一,選考委員:天野正子,武田晴人,樋口恵子,兵藤 釗,浅田克己)で厳正な選考を行った結果,最終的に下記のとおり個人研究6件,共同研究4件,計10件と対象者が決定しました(順不同,敬称略。カッコ内の金額は助成金額)。
個人研究
- 折笠俊輔(財団法人流通経済研究所主任研究員)
「生活協同組合の買い物弱者支援における実践的モデル構築
―地域生活インフラとしての生活協同組合のあり方―」(25万円) - 原田 峻(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
「阪神淡路大震災・東日本大震災から見たNPO法制定・改正過程の意義と課題
―被災地の市民団体が果たした役割を中心に―」(25万円) - 米澤 旦(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
「1990年代から2000年代におけるサードセクター組織の『社会的企業』化についての実証的研究
―日本の障害者就労支援領域を対象にして―」(25万円) - 菊島良介(東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程)
「産直組織の展開条件に関する実証的研究」(25万円) - 今西一男(福島大学行政政策学類准教授)
「葬送空間の都市計画―多死社会と土地利用・コミュニティ―」(20万円) - 内尾太一(特定非営利活動法人「人間の安全保障」フォーラム)
「東日本大震災における被災者の尊厳と自立―援助漬けからの脱出を課題に-」(20万円)
共同研究
- 野口武悟(専修大学文学部准教授)
「東日本大震災の被災視覚障がい者に対する情報保障の実際と課題」(40万円) - 玉置 了(近畿大学経営学部准教授)
「生協のオンライン・コミュニティを用いたコミュニケーションと組合員の自己実現」(40万円) - 山本淳子(中央農業総合研究センター主任研究員)
「子育て期の家族における主食選択と食卓構成―食生活マネジメントの実態を探る―」(40万円) - 高橋愛典(近畿大学経営学部准教授)
「離島における『物流まちづくり』を通じた地域コミュニティ活性化の可能性
―買い物弱者対策とソーシャル・キャピタル醸成―」(40万円)
昨年にまして一層の応募をいただき,誠にありがとうございました。