助成事業

生協総研賞・第8回助成事業論文報告会 開催概要

日 時:
2012年2月3日(金)
会 場:
千代田区立日比谷図書文化館4階小ホール

 2010年11月から2011年11月末までを研究期間とし、各助成対象者7氏が論文をまとめた『生協総研賞・第8回助成事業研究論文集』が1月末に刊行されました。この刊行後に合わせ、対象各位による恒例の報告会を行いました。

 報告者とテーマは順に次のとおりです。

①権 慈玉氏
「韓国における地産地消運動と女性農民のエンパワーメント-全国女性農民会総連合の「菜園作り事業」の事例から」

②近藤和美氏
「農業の現場における「食育」の継続的実践に関する研究-米国のファーム・トゥ・スクール・プログラムとの比較検討を視点として-」

③宮﨑義久氏
「中山間地域の活性化に向けた地域通貨の活用方法に関する研究-高知県いの町NPO法人「土佐の森・救援隊」の活動を中心に」

④佐藤彰彦氏
「政策展開過程をめぐる官僚制と住民自治のジレンマ」

⑤伊丹謙太郎氏
「賀川豊彦とそのコーワーカーたちが残したもの-本所セツルメント事業と協同組合の接点を中心にして-」

⑥山本英弘氏
「廃棄物政策と地域コミュニティの資源管理がゴミの分別・減量に及ぼす影響」

⑦松岡勝実氏
「高齢者を消費者被害から守るネットワークづくりに必要なこと-岩手県を中心とした地域の実態調査から新しい公共を考える-」

 今回は初めて表記の会場で催しましたが、50人の参加をいただきました。各報告ごとに座長を選考委員各位にお願いし、質疑の際には巧みな交通整理をしていただいた結果、参加者の間からも活発な質問がなされ、さまざまなテーマについて議論する機会を持つことができました。

 報告者ならびに選考委員の方々、また参加者の皆さま、長時間にわたりありがとうございました。