生協社会論

2025年度第7回講義概要「ダイバーシティ推進の視点から社会と生協を考える」

○開催日時 2025年5月28日(水)16:45~18:15

○開催会場 大東文化大学 板橋キャンパス

講師とテーマ

平野路子氏(日本生活協同組合連合会 政策企画室 室長)
「ダイバーシティ推進の視点から社会と生協を考える」

概要

講師の平野さん
講師の平野さん

 第7回講義の講師は日本生協連の平野氏でした。「世界から見た日本の状況と課題」「今なぜ社会はDE&Itoジェンダー平等なのか」「日本の男女共同参画の経過」「無意識の思い込みについて」「生協の到達点と課題」等などについて詳細な資料に基づき、わかりやすく解説いただきました。

受講した学生のレポートより

Aさん
講義中にも話題となっていた「昭和の価値観」に向き合おうと思いました。必要なのは「取捨選択の力」で、「令和モデルの考え方」を身に付けたい。年配の方の「ゲイって気持ち悪い」という声に対し、私たちはそれを受け継ぐのではなく、「昔と違って今は肯定的な意見が多いんですよ」と本人に伝えることが重要なカギとなってくると考えました。

Bさん
ジェンダー平等が単なる人権問題ではなく、社会の存続や地域の未来にも関わってくることを知り驚きました。生協という組織が商品供給だけでなくこうした社会課題に向き合っていて素晴らしいなと思いました。

Cさん
多様性が高まることにより、経営リスクの低下や職場風土の改善につながり、効率も上がり、優秀な人材も増えるなどプラスなことが多いと感じた。社会を変えるために私たち一人一人が意識して輪を広げることが重要だと思いました。