生協社会論

2024年度第12回講義概要「防災・減災、そして生協」

○開催日時 2024年7月3日(水)15:00~16:30

○開催会場 大東文化大学 板橋キャンパス

講師とテーマ

五味孝幸(東京都生活協同組合連合会 事務局長)
安村知宏(東京都生活協同組合連合会 会員支援・地域連携推進課長)
「防災・減災、そして生協」

概要

講師の安村さん
講師の安村さん

講師の五味さん
講師の五味さん

 第12回の講師は、東京都生活協同組合連合会の五味氏と安村氏でした。「全国各地で頻発する大災害」「東京で想定されている災害」「生協の防災・災害支援活動」「災害時に生協が果たす役割」などについて講義いただき、2019年の台風被害時の生協職員の対応と支援活動についての動画を視聴しました。

受講した学生のレポートから

Aさん
災害大国とされる日本では、急な大災害に備えて日頃からの対策が必要だと改めて感じました。どれだけ対策してもパニックになってしまうかもしれませんが、そんな時に冷静になって考えられるよう、知識を増やしていきたいです。動画を観て、不安な時に各地から支援に来てくれたトラックを見ると心が救われ、前向きになれるので生協はとても大切な存在だと感じました。

Bさん
普段から生協が単独で行動するのではなく、地域で協力することで地域コミュニティが強化され、災害時に互いに支援し合う体制づくりにつながることの重要性を改めて認識した。災害発生時に迅速かつ効果的な対応ができるため、非常に有効だと思った。

Cさん
道路が崩壊、トラックが浸水などの状況でも「商品の配達はできません」ではなく、全国の生協が連携して商品を配達したことに感動しました。ライフラインを絶やしてはならないという生協の強い意志を感じました。

Dさん
防災・減災に向けて平時においての対策や意識の向上が重要であることとその具体的な内容を知ることができました。また、大きな問題となっている災害関連死を起こさせないためにコミュニティの強化など取り組んでいることに関心を持ちました。

Eさん
災害に備えて自分の生活地域や過去の災害、地域の防災活動を知ることが重要であり、様々な団体との普段からのつながりが災害時に必ず活きてくることがよく理解できました。