生協社会論
2024年度第11回講義概要「デジタル社会において消費者力を高める」
○開催日時 2024年6月26日(水)15:00~16:30
○開催会場 大東文化大学 板橋キャンパス
講師とテーマ
郷野智砂子(一般社団法人 全国消費者団体連絡会 事務局長)
「デジタル社会において消費者力を高める」
概要
講師の郷野さん
第11回の講師は、全国消費者団体連絡会の郷野氏でした。「消費者とは」「消費者団体とは」「消費者問題の歴史と全国消団連のあゆみ」「現在の全国消団連の活動」「デジタル社会において消費者力を高める」などについて講義いただき、消費者庁が作成した学生向けの「偽装サークル」についての動画を視聴しました。
受講した学生のレポートから
Aさん
消費者経済の講義を受講した際に学んだことも度々出てきて、自分にとって遠い出来事ではないのだと改めて思いました。消費者庁の動画も初めて見ましたが、私もやってしまいそうな部分があり、少し怖くなりました。
Bさん
海外の安価な通販サイトでの被害が私の周りでもあります。消費者庁も消費者教育を推進していますが、同時に「便利」「操作の単純化」による油断に気を付けたいと思います。
Cさん
「自分は大丈夫」と思っていても、「詐欺に遭うことは絶対にない」と言い切れないので、まずは自分の消費者力を高めたり、契約の際は内容をしっかり確認し、被害にあった場合も慌てず、すぐに相談するようにしたいと思いました。
Dさん
「デジタルプラットフォーム」や「ダークパターン」など初めて聞く単語が沢山ありました。これまでの消費者運動の取り組みがあって現在の法律や制度ができたことを理解しました。困ったら消費者センターに相談するなど、頼ることも大切にしたいです。
Eさん
中学時代に消費者団体の講演を聴き、そこで学んだ「クーリングオフ制度」を使って返金・返品したことがあります。泣き寝入りせずに済んだのは、あの講演のおかげでした。消費者にも責任があることを認識し、正しい消費者行動を心掛けたいと思います。
Fさん
今回の講義で、全国消費者団体連絡会の役割や歴史、現代の消費者問題について深く理解することができた。特に消費者の権利を守る取組みや法整備の重要性を再認識し、デジタル社会の新しい消費者問題についての知識も増やすことができました。