生協社会論

2024年度第1回講義概要「オリエンテーション」

○開催日時 2024年4月17日(水)15:00~16:30

○開催会場 大東文化大学 板橋キャンパス

講師とテーマ

和田 寿昭(公益財団法人 生協総合研究所 専務理事)
「オリエンテーション」

概要

講師の和田さん
講師の和田さん

 大東文化大学社会学部において「生協社会論」(大学講座名は「連携講座 キャリア支援特殊講義」)の2024年度講座が開講しました。
 第1回講義は、和田寿昭専務理事から「オリエンテーション」として「協同組合とは」「生協とは」「私たちの直面している課題」「生協の社会的課題への取り組み」「本講座で次回以降に取り上げるテーマ」について解説しました。

受講した学生のレポートから

Aさん
協同組合が世界各地にあることに驚いた。定義・価値・原則が世界共通のため、世界規模で課題解決に向けて動くことも可能ではないかと思った。生協は多くの社会問題の解決に向けて取り組んでおり、それらに取り組みながらも利益を出しているのはなぜなのか、不思議に感じた。貧困から救うのではなく、貧困をあらかじめ防ぐという考え方はとても大事なことだと思う。

Bさん
他の企業組織とは異なる運営形態をとっていること、また数多くの協同組合が存在しており、購買事業を始め、非常に大きな規模で我々の身近にある点など、生協の運営について興味を持ちました。

Cさん
本講義を受講する以前は生協についてどのような存在であるかほとんど知りませんでしたが、こんなにも大規模な組織で、様々な事業を行い、社会問題に対しても数多くの支援や事業に取り組んでいることを知り、非常に驚きました。環境問題、貧困問題(特に子どもの貧困)、災害支援や高齢者支援などはば広く問題解決にとり組んでいる。身近な存在でありながら、社会を根底から支えるような事業がこんなにもあることについて関心を持ちました。

Dさん
生協のイメージは食品を届けているサービスくらいに感じていたが、今回のお話を聞いて私たちの生活全般に関わっていることが分かりました。生活だけでなく、SDGSなどの環境問題にも積極的に取り組んでいることに驚きました。生協という漢字がピッタリな活動をしていることがわかり、リスペクトが生まれました。

Eさん
課題解決に対する事例の多さに驚きました。今の取り組みだけでも沢山あるので歴史を振り返るともっと取り組みがあると思うので、知ってみたいと思いました。

Fさん
私の家でも昔から生協の配達を利用しています。講義にあった高齢者を見守ることに利用するのもすごいと思いましたが、私の家のような共働き世帯にもとても助かっていると思います。忙しい中で子育て、家事をやるのは大変だと感じています。生協に参加することでさらにまたちがう取り組みの力にもなると知りました。これからも利用させていただきたいと強く思います。

Gさん
生活協同組合について、この講義を聞くまであまり知る機会がなかったので、協同組合の歴史や制度、生協のみんなで出資し、みんなで運営し、みんなで利用するという仕組みを初めて詳しく知ることができた。生協がどんな取り組みをしているのかも何も知らなかったので、SDGSをはじめ、社会の課題を解決するためにボランティア活動やコミュニティづくり、災害支援など多くの活動をしていることにとても感銘を受けた。この講義をきいて、自分のキャリアの選択肢が増えたように感じる。