生協社会論

2023年度第9回講義概要「日本の多様な協同組合を学ぶ」

○開催日時 2023年6月21日(水)15:00~16:30

○開催会場 大東文化大学 板橋キャンパス

講師とテーマ

松尾 賢(日本協同組合連携機構 協同組合連携2部 連携推進マネージャー)
「日本の多様な協同組合を学ぶ」

概要

講師の松尾さん
講師の松尾さん

 第9回講義の講師は、日本協同組合連携機構の松尾さんです。協同組合の歴史やアイデンティティ、日本の協同組合の現勢などに関する解説に続き、社会を取り巻く環境変化と異種の協同組合間連携による課題解決の事例などについて講義をしていただきました。

受講生の受けとめ

Q 生活協同組合(団体)のどのようなところに興味や関心を持ちましたか、または持てませんでしたか?

Aさん
ロッチデール公正開拓者組合を初めて知りました。この組合が現在の日本での「生協」にあたると知り興味を持ちました。また、失敗が多い中で堅牢な運営原則を持っていた為成功したことにも興味を持ちました。

Bさん
協同組合のアイデンティティに関するICA声明(1995年)で採択された「定義・価値・原則」、これらの信念を曲げず方針をしっかり決めていることに関心を持った。国連からも確信的な評価をもらっていて、社会に如何に求められているかが分かる。

Cさん
協同組合の特徴を株式会社と比較してみたところ、協同組合特有の良い点を沢山見つけることができましたし、初めて知った点も沢山ありました。組合員のために地域で助け合いをする点や非営利であるため、組合員のために事業を行っている(組合員に事業を利用してもらう)点が株式会社やNPOと比較して良い点であることが分かり、興味を持ちました。

Q この講義のポイントは、どこにあったと思いますか?

Dさん
協同組合の成り立ちや役割を知り、現在の社会とどういった関わりや影響があるのかを知ることをポイントに講義を受けた。協同組合とは、組合と組合員の限定された人へのサービスであり、地域での助け合いを理念にサービスを行っている。現在、少子高齢化や地域とのつながりが少なくなっている中で、地域の課題解決を協同組合が支援している。

Eさん
協同組合についてどんな目的や理念を持っているのか、私たちの社会で人口減少・高齢化・日本経済の変化・日本での格差問題などの環境の変化について協同組合は使命を掲げ、自ら収支をまかなう事業体であり、組合員のニーズをかなえながらも収支をまかなうノウハウを持ち合わせていないといけないというところにあったと思いました。

Fさん
協同組合は社会問題の解決のために行動し続ける事業体であることがポイントだと思いました。人々が助け合う、力を合わせようという気持ちのもとにある協同組合であるからこそ、地域に住む人たちの小さな問題から大きな問題まで解決することができているのだと思いました。困っていることは声をあげて、困っていることに対して向きあってくれる協同組合の必要性を強く感じました。

Q この講義や生活協同組合(団体)に対する意見・感想を書いてください。

Gさん
JCAという組合は今まで一度も耳にしたことがなかったので、初めてこんな協同組合があることを知って、活動内容も知ることができて、いい機会になった。協同組合という言葉自体は聞いたことはあるが、内容はそんなに知らなかったし、説明できないので、今日くわしく目的や価値などを知ることができてよかった。助け合ったり力を合わせようという気持ちが常にあることが目的とうたっているが、良い組織ではないものもあるとおっしゃって少し怖いと思った。自分の目で見極めることが大事なんだと感じた。日本は経済格差が大きかったり、孤独を感じている人が多いので、協同組合の人たちが新たな取り組みを行っているところがとてもいいと思った。

Hさん
茨城県における「子どもの居場所づくり」の事業内容・成果、どれを見ても素晴らしい活動であると思うし、私たちの世代も将来安心して子どもにこういった取り組みに携わらせる事が可能だと思うと共に、自分自身も地域の活動に関われたらなと感じた。各県で取り組んだ事業は地域間の交流を深めるだけでなく、協同組合の名を広める意味でも重要であると思った。

Iさん
「協同組合は使命を掲げた事業体である」というのがとても印象に残りました。多くの人の生活を助けるだけではなく、それらを収益につなげるような仕組みやノウハウを持っているから、生協は今もずっと伸びつづけているのだなと思いました。
島根県の例で、組合員以外の方を支援するための取り組みがあったと聞き、少し驚きましたが、それも生協の理念に基づいているのだろうなと思いました。就職=株式会社という考えしかありませんでしたが、視野を広くもとうと思いました。