刊行物
生活協同組合研究 2026年2月号 Vol.601
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超高齢社会において生協が果たすべき役割を考える

●超高齢社会において生協が果たすべき役割を考える
「全国生協組合員意識調査」(2024年実施)によれば、生協組合員の構成比は60歳代以上の高齢者が半数以上となっています。そして高齢世代ほど利用金額も高い傾向があり、供給高に占めるシェアは3分の2に達しており、高齢世代の生協利用の維持・向上は生協経営にとって重要課題の一つと言えます。また高齢世代の生協利用満足度は一概に高いとは言えませんが、足腰が弱くなり買い物の困難度合いの高まる、80歳代以上での宅配事業の評価は高くなっています。
生協総合研究所では、そのような状況を見据え、高齢世代の特徴やニーズについて認識を深めるとともに、地域課題に取り組む企業の実践事例を学びつつ、各地の生協による高齢者向けの取り組みを共有して、今後の生協の事業と活動の方向性を考え合う機会として、2025年11月21日に「超高齢社会において生協が果たすべき役割を考える」と題し、第34回全国研究集会を開催しました。本特集は、この研究集会での講演と事例報告の内容を編集し、収録したものです。
本特集が、これからの生協の可能性について考えるきっかけとなれば幸いです。
(西尾 由)
主な執筆者:中嶋康博,西尾 由,村田裕之,矢尾板俊平,住友達也,宮﨑達郎,外川雅喜,中川政弘,和田寿昭
目次
- ●巻頭言
- 協同組合の「点」(神野直彦)
- ●特集 超高齢社会において生協が果たすべき役割を考える
- 開会挨拶(中嶋康博)
- 趣旨説明(解題)(西尾 由)
- 超高齢社会の進展とシニアビジネスの要諦(村田裕之)
- 超高齢社会を機会と捉えて(矢尾板俊平)
- 買い物難民を救え!移動スーパー「とくし丸」(住友達也)
- シニア世代が50%を超えた生協組合員(宮﨑達郎)
- コープさっぽろの移動販売事業について(外川雅喜)
- 福井県民生協の「くらしのサポート」──ゆりかごから墓場までを実践──(中川政弘)
- 閉会挨拶(和田寿昭)
- ●IYC2025の機会に協同組合の価値を再考する(第11回)
- 組合員の参加が明らかにする日本の塩分摂取の状況──日本医療福祉生活協同組合連合会「24時間蓄尿塩分調査」より──(宮﨑達郎)
- ●国際協同組合運動史(第47回)
- 1980年第27回ICAモスクワ大会②──日本のかかわり,Dr. レイドローとコメント──(鈴木 岳)
- ●本誌特集を読んで(2025・12)
- (中村年春・天野晴子)
- ●新刊紹介
- 川口かしみ著『ジェンダーの視点で学ぶ憲法入門』(三浦一浩)
- ●研究所日誌
- ●公開研究会「生協総研賞・第22回助成事業論文報告会」(3/19)
