刊行物

生活協同組合研究 2023年12月号 Vol.575

新型コロナ禍以後の葬祭事情と生協

 本誌での葬祭をめぐる特集としては、2013年7月号「人生の終焉、いま葬祭をめぐって」、2019年2月号「葬祭の変容とライフエンディング」につづくものとなる。

 すぐれた研究および実践を積み重ねてこられた5氏からの懇切なご協力を賜ったこと、まずはここに感謝を申し上げる。

 新型コロナ禍を踏まえた個々の内容については、読者各位にお読みいただくとして、背景となる基本的な日本国内の人口動態の状況を、「厚生労働省」や『年次統計』の統計、「国立社会保障・人口問題研究所」(中位推計)などの数値をもとに、以下、若干触れておきたい。

(鈴木 岳)

主な執筆者:田中大介、武田 至、藤原高宏、小谷みどり、藤山 孝

目次

巻頭言
リスペクトと崖っぷちの相互扶助(米山高生)
特集 新型コロナ禍以後の葬祭事情と生協
葬儀をめぐる変化と動向の諸相(田中大介)
昨今の国内外の火葬事情(武田 至)
いわて生活協同組合の葬祭事業──セリオの展開──(藤原高宏)
葬送とお墓のゆくえ(小谷みどり)
兵庫県高齢者生活協同組合の実践──終活と共同墓を中心に──(藤山 孝)
研究と調査
コープ共済のライフプランニング活動の原点──1990年代の保障の見直しムーブメント──(渡部博文)
国際協同組合運動史(第21回)
国際協同組合同盟(ICA)1934年第14回ロンドン大会(鈴木 岳)
本誌特集を読んで(2023・10)
(久保ゆりえ・志波早苗)
研究所日誌
公開研究会「英国とフランスの協同組合の要人より」(12/20)
公開研究会「改定議論から考える協同組合のアイデンティティ」(2/1)
兵藤釗先生を偲んで
(武田晴人)