• ホーム
  • 研究活動
  • 公益財団法人生協総合研究所 【予告】第31回全国研究集会 地域における多様な「協同」の形を考える(仮題)

研究活動

公益財団法人生協総合研究所 【予告】第31回全国研究集会
地域における多様な「協同」の形を考える(仮題)

案内チラシ

 縮小する人口と長引く経済の停滞という社会構造の下で、これまで(行政用語として言われる)地域福祉制度において支援の対象とされてきた高齢者、障がい者、生活困窮者といった支援を必要とする人々と、そうでない人々を二分する視点に疑念が呈されるようになっています。本研究集会の基調講演者のお一人である宮本太郎氏はかねてより「共生保障」という概念を提唱し、「支える側」と「支えられる側」の二元論ではなく、「支える側」と「支えられる側」が雇用や居住する地域といった共生の場を行き来しつつ、互いに支え合い、より多くの人々が持てる力を発揮できる社会像を示されています。

 そして、もうお一人の基調講演者である朝倉美江氏はこのような相互の支え合いの実践は多くの地域において、既に様々な形で行われていることを報告されています。ある場合には生協の組織ぐるみ、またある場合には職員や組合員といった個人が主体となり、身近な場所での支え合いの活動を展開してきました。ただし、このような支え合いの活動を行っているのは生協だけではなく、他の非営利組織や営利企業による同種の活動や、それらの組織の枠を超えた活動も存在します。今年度の全国研究集会では、このように身近な場所での支え合いの活動を「協同」ととらえ、「協同」の形には多様性があること、生協を含む協同組合組織や組合員が、組織あるいは個人として、所属を超えた「協同」に関わることの可能性等、様々な活動のありようへの理解を深め、組織・個人にこだわらない地域の「協同」への関わり方を考える機会とすることを目的としています。

 皆様のご参加をお待ちしております。

●開催日時:
2022年11月5日(土)13:00~18:00
●参加方式:
オンライン(Zoom利用)
来場(会場:東京・四ツ谷 主婦会館プラザエフ)

● プログラム(予定) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第1部
基調講演① 「不安の時代に抗する社会ビジョン 地域共生と協同組合」
宮本太郎氏(中央大学教授)
基調講演② 「生活と労働を協同でつくり、地域をつくる―多文化共生の視点から(仮)」
朝倉美江氏(金城学院大学教授)
第2部
地域で活動されている様々な団体から事例報告をいただきます。

(敬称略)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本研究集会の詳細は、確定次第,改めてご案内いたします。