第24回全国研究集会が開催されました
今回の全国研究集会は「社会保障制度の課題と生協の新たな可能性 ~くらしやすい地域づくりを目指して~」をテーマとして明治大学において開催され,181人のご参加を頂きました。
少子高齢化と世帯の変化、さらに地域間(加えて自治体間)の格差は拡大する一途です。財政赤字は1000兆円を超え、国や地方自治体にも多くを望めないなか、2015年に社会保障制度も大きく変化します。このような環境のなか、生協に求められることは何かでしょうか。かかる問題意識から、社会保障制度の状況と課題、自治体の現状について論点の共有化を図った上で、NPO、生協、医療生協の地域づくりの多様な実践を報告していただきました。
研究集会の報告は,『生活協同組合研究』2014年12月号に掲載されます。合わせてご覧下さい。
主なプログラム
開会挨拶
生源寺 眞一(生協総合研究所理事長、名古屋大学大学院教授)
「協同組合は社会政策にどう向き合うのか」
中川 雄一郎 (明治大学教授)
講演① 「日本の社会保障制度の概要、変化と問題点」
駒村 康平(慶應義塾大学 教授)
講演② 「行政と非営利組織による地域サポートの現状と課題」
前田 正子(甲南大学 教授)
講演③ 「中核地域生活支援センターはどのように作られたか」
渋沢 茂(長生ひなた 所長)
報告① 「行政、医師会等の他団体との連携を大切にして、
誰もが安心して暮らし続ける街づくりをめざす」
杉岡 眞由美(姫路医療生活協同組合 ケアマネ統括責任者・法人理事)
報告② 「福祉サービスの複合化と行政連携について」
島田 朋子(生活クラブ風の村 エリアマネジャー・風の村いなげ 施設長)
報告③ 「子育て分野の生協の可能性」
渡辺 寧(コープみらい千葉県本部)
パネルディスカッション
【座長】 前田 正子
【パネリスト】 渋沢 茂・島田朋子・杉岡眞由美・渡辺 寧
閉会挨拶
芳賀唯史(生協総合研究所専務理事