研究活動

第23回全国研究集会が開催されました

 今回の全国研究集会は「経済社会構造と消費者の変化に生協は応えているか-生協の新たな価値創造に向けて-」をテーマとして明治大学において開催され,216名のご参加を頂きました。

 生協をめぐる経済的社会的環境が厳しさを増すなかで、今回は、地域社会の中で今後の生協が組合員のくらしとどのように向き合っていくのか、そして今後の生協に求められている役割は何か等をめぐって企画を組みました。前半は理論編とし基礎知識とデータの共有化を図り、後半は先進的な具体例から考え学ぶことを意図する実践編としました。なお、終了後は、親睦のためも懇親会も行われ、約80名が参加しました。

 研究集会の報告は,『生活協同組合研究』2013年12月号に掲載されています。合わせてご覧下さい。

主なプログラム
開会挨拶 生源寺 眞一(生協総合研究所理事長、名古屋大学大学院教授)
ご挨拶 中川 雄一郎(明治大学政治経済学部教授)「挨拶に代えて」
講演① 「日本の経済社会構造の変化と今日のくらし」
 武田 晴人(東京大学大学院経済学研究科教授)
講演② 「今日の消費者の動向とデータが示す生協組合員の状況」
 天野 晴子(日本女子大学家政学部教授)
報告① 「コープさっぽろからの実践報告」
 大見 英明(コープさっぽろ理事長)

 

報告② 「大阪いずみ市民生協からの実践報告」
 藤井 克裕(大阪いずみ市民生活協同組合理事長)
解題 「生協の新しい価値をつくりだすためのヒント」
 若林 靖永(京都大学経営管理大学院教授)
パネルディスカッション
テーマ「大震災2年目、生活の復興へ
 ―被災者・避難者支援の継続と、安心してくらせる
 地域社会づくりのために生協・諸団体の連携でできることとは」
 【座長】 若林 靖永(京都大学経営管理大学院教授)
 【パネリスト】 天野晴子・大見英明・藤井克裕
閉会挨拶 芳賀唯史(生協総合研究所専務理事)