海外報告
2018年度ICA国際協同組合研究会議参加報告【栗本 昭】
海外主張の課題と目的
ICA国際協同組合研究会議への参加
日程・訪問地
2018年7月4日~6日 オランダ・ワーヘニンゲン
報告
ICA国際協同組合研究会議への参加(7月4日~6日)
2018年7月4~6日にオランダ・ワーヘニンゲンにおいて「協同組合の新戦略:協同組合の設立、移行、転換を理解しマネージする」をテーマとしてICA国際協同組合研究会議が開催された。25カ国から175人が参加し、25のセッションが設けられた。
全体会ではオランダのラボ・バンクのCEOウィーベ・ドライヤー氏、ILO協同組合部長のシメル・エシム氏、サスカチュワン大学のマレー・フルトン教授の基調講演が行われ、ライファイゼン生誕200年のビデオが上映された。また、「未来の挑戦課題と協同組合の解決策」、「協同組合の統計とパフォーマンス」、「協同組合のイノベーション」をテーマとするパネル討論が行われた。分科会は「協同組合法」、「ガバナンス」、「組合員参加」、「教育」、「労使関係」、「金融協同組合」、「社会的企業」、「バリューチェーン」、「持続可能性」、「共有資源」、「理論」などのテーマで設定され、それぞれ3~5本の論文が発表された。会議直前にすべての論文のアブストラクトが発表された。栗本は「生協の合併・分割と内部ガバナンスの革新」、「生協事業連合の内部ガバナンス」の2本の論文を発表した。まとめの全体会では若手研究者ワークショップの結果が発表され、次回の研究会議は5月27~30日にモントリオールで、8月28~30日にベルリンで開催されることが発表された。