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- 常設研究会 ― ユニバーサル就労調査研究会 第5回報告 ―
常設研究会 ― ユニバーサル就労調査研究会 第5回報告 ―
- ○ 開催日時
- 2014年9月22日(月) 14:00~17:30
- ○ 開催会場
- プラザエフ5階 会議室
- ○ 参 加 者
- 18名 (委員10名、講演者1名、オブザーバー5名、事務局2名)
テーマ
- 講 演:
- 米澤 旦(明治学院大学 社会学部 社会福祉学科 専任講師)
- テーマ:
- 「労働統合型社会的企業と生活協同組合」
- 報 告:
- 鮎沢 慎二(阪神友愛食品 営業・企画、新規事業担当 課長)
- テーマ:
- 「阪神友愛食品における障がい者就労の現状と今後の課題」
- 報 告:
- 齊藤 真悟(生協総研 研究員)
- テーマ:
- 「障がい者就労状況マッピング案について」
概要
- 講演 「労働統合型社会的企業と生活協同組合」
まず、労動統合型社会的企業の概要と日本および欧州や韓国での事例が紹介され、社会的企業の特徴についての説明がなされた。続いて、日本国内における社会政策(特に雇用政策)の中で支援型社会的企業が果たしている役割の事例として「生活クラブ風の村」が実施しているユニバーサル就労とその支援体制、またユニバーサル就労と中間的就労との違い等について説明いただいた。
最後に、連帯型社会的企業・支援型社会的企業が協同組合とどのように関わりうるか、また、どのような問題が起こり得るかについて解説をいただいた。
- 報告 「阪神友愛食品における障がい者就労の現状と今後の課題」
当研究会委員である鮎沢慎二氏(阪神友愛食品課長)より、コープこうべグループにおける障がい者就労の状況および特例子会社である阪神友愛食品社の事業概要が報告された。また、新たな取り組みとして今年度から事業を開始した就労継続支援A型事業についても説明いただいた。課題として、就労者の高齢化に伴う“能力”の低下、障がいの種類による業務負荷の偏り、経営数値等々が挙げられた。
- 報告 「障がい者就労状況マッピング案について」
事務局齊藤より障がい者就労状況のマッピング案について学識委員および日生協との調整を基に素案の報告を行った。
委員から「障がい者就労とユニバーサル就労の関係および位置づけについてはっきりさせないとマッピングとして適切でないのでは?」との疑問が呈されたため、改めて関係者で打ち合わせを行い、次回の研究会にて再提示させていただくこととなった。