研究活動

常設研究会 ― 社会参加とネットワークに関する研究会 第15回報告 ―

○ 開催日時
2024年6月26日(水)13:00~14:30
○ 開催会場
オンライン(Zoom)
○ 参 加 者
4名(委員3名、事務局1名)

テーマ・概要

 第15回研究会では、2024年3月に刊行した『生協総研レポート』No.101の内容をもとに、単行本を刊行すべく、出版社に提出する企画書の内容について検討した。詳細については下記の通りである。

【議論の内容】

 本研究会ではこれまで、2023年3月に全国の25~54歳の男女約1万人を対象に「人々のつながりの実態把握に関するアンケート調査」を実施し、その分析結果を2024年3月に『生協総研レポート』No.101として刊行してきた。『生協総研レポート』は調査結果の最初の公表物として、調査で得られた結果を網羅的に掲載することを重視した。そのため、数量的なデータが多く掲載されており、広く一般に読みやすいような構成とはなっていない傾向がある。

 これを踏まえて、2024年度はアンケート調査の分析を更に進め、全体のストーリーラインを明確化し、読みやすい内容に再構成して、単行本として出版する。今回の研究会に先立ち、事務局のほうで出版企画書の一次案を作成しており、今回の研究会では一次案の内容について委員3名から意見を聴取した。出版企画書には、①書籍タイトル、②内容紹介、③章構成、④全体の分量・体裁、⑤類似する書籍などについて詳細を記す必要がある。今回の研究会では特に②内容紹介について議論し、人々のつながりや孤独・孤立をテーマとした類似する書籍は既に幾つか刊行されているが、それらとどう差別化するのか、本書のアピールポイントは何なのか、といった点について念入りに検討した。

 今後の進め方としては、次回の研究会までに委員4名が、それぞれ自身が執筆する章の要旨を作成する。次回の研究会で企画書の再検討を行い、加筆・修正をした上で、8月中に出版社に提出する予定である。

 次回の研究会は7月31日(水)15時から、日本女子大学にて対面で実施する。