研究活動

常設研究会 ― 第2次2050研究会 第11回報告 ―

○ 開催日時
2018年1月31日(水)10:00~12:00
○ 開催会場
プラザエフ5階会議室
○ 参加者
11名(委員7名、報告者1名、オブザーバー1名、事務局2名)
テーマ
報告
「朽木における地域まるごとの見守り」
報告
「第2次2050研究会まとめ『2050年地域生協ミッション・ビジョンの提起(案)』」
報告
「第2次2050研究会における単行本刊行について(案)」
報告
「第28回(2018年度)全国研究集会の開催企画(修正)」
概要

1.朽木における地域まるごとの見守り

  • 朽木住民福祉協議会代表の海老澤文代氏より「朽木における地域まるごとの見守り」として報告をしていただきました。
  • 報告では朽木地区の転出(高校・大学への進学等)や死亡による人口減少の動向、高島市地域福祉推進計画・朽木住民福祉活動計画等にもとづく「見守り」や「高齢者の集い」などの取り組み、「寄りあい処くっつき」の開設の経緯、「寄りあい処くっつき」の運営・会計やサロン活動の内容、共同購入ステーションなどのコープしがとの協働、今後の取り組みや課題について詳しく説明がされました。
  • その後の質疑では海老澤氏から「イベントではなく常設の場所が生まれたことで、障がい者や赤ちゃんづれのお母さん等の参加も広がり、地域のつながりが育まれている」「食事は衛生管理の点からその場で食べていただくとともに検体を保存している」等の補足がされました。

2.第2次2050研究会まとめ「2050年地域生協ミッション・ビジョンの提起(案)」

  • 事務局より第2次2050研究会のまとめとして「2050年地域生協ミッション・ビジョンの提起(案)」を報告しました。また、報告の資料として「地域生協SWOT分析と新たな事業戦略(案)」「2050年に向けた地域社会についての協同組合論からの考え方」「地域生協のミッション・ビジョンに関する役員・組合員理事インタビュー報告」等を説明しました。
  • その後の議論では「ビジョンの実現に生協職員だけでなく組合員も参加していく点を表現した方が良い」「協同組合の倫理的価値について説明を補足することが必要」等の意見が出されました。これを踏まえ、ビジョン案の年度内の確定に向けてさらに検討を行うこととしました。

3.第2次2050研究会における単行本刊行について(案)

  • 事務局より第2次2050研究会の成果をまとめた単行本を9月に刊行する企画を報告し確認しました。

4.第28回(2018年度)全国研究集会の開催企画(修正)

  • 事務局より28回全国研究会の企画案を報告しました。パネルディカッションについて地域生協の理事もパネリストに参加した方が良いとの意見があり事務局にて検討することとしました。

5.次回(第12回)研究会のすすめ方

  • 次回研究会は2050研究会の委員の方々参加していただき、第2次2050研究会のまとめについての報告を行うことを確認しました。