研究活動

常設研究会 ― 生協共済研究会(第11期) 第5回報告 ―

○ 開催日時
2016年12月12日(月)15:30~18:00
○ 開催会場
上北沢 松沢資料館
○ 参加者
31名 (委員9名、オブザーバー16名、事務局6名)

テーマ
報告者:
和田武広 氏(元JA共済連職員)
テーマ:
「賀川豊彦の協同組合保険の思想と実践に学ぶ」
報告者:
事務局
テーマ:
「今後の生協共済研究会の活動について」
概要

1.報告①「賀川豊彦の協同組合保険の思想と実践に学ぶ」

 今回の研究会は、日本の「協同組合の父」とも呼ばれる賀川豊彦の生涯と彼の思想形成を知り、協同組合保険に関わる彼の実践と思いを知ることで、共済陣営が学び引き継ぐべき課題を考えることを目的として企画された。

 和田氏の報告に先立ち、松沢資料館の見学会が行われ、賀川豊彦の来歴や人物像について学芸員の方から解説をいただいた。続いて報告が行われ、講師の和田氏からは「JA共済の源流をたずねて-賀川豊彦とJA共済-」と題した論考を基に、彼の行った活動史やそこから受ける示唆について説明いただいた。

 賀川豊彦について触れた書籍は多くあるが、共済事業と絡めたテーマで書かれた書籍や論考は少なく、今回の研究会での解説および提供いただいた論考は協同組合保険の歴史的事実を知るのに大変貴重な機会となった。報告後の質疑応答においても活発に意見が交わされた。

2.報告②「今後の生協共済研究会の活動について」 

 事務局より2016年度の活動のまとめと2017年度の共済研究会の活動計画について素案が提示された。

 2017年度の活動計画については、今回の素案を基に委員から意見をいただき、年度内最終となる2月の研究会でより詳細な提案を行ったうえで座長および事務局団体と協議しその内容を固める予定となっている