研究活動

常設研究会 ― 生協共済研究会(第10期) 第3回報告 ―

○ 開催日時
2015年8月17日(月) 15:00~17:30
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参加者
22名 (委員9名、オブザーバー7名、事務局6名)
テーマ
報告者1 :
石塚秀雄(非営利・協同総合研究所いのちとくらし 主任研究員)
  テーマ :
「1980年代以降の共済理論研究の概観と、今後の課題」
報告者2 :
恩藏三穂 委員、宮地朋果 委員、栗本昭 委員、齊藤真悟(事務局)
  テーマ :
「欧州視察報告」
報告者3 :
小塚和行(事務局)
  テーマ :
「今後(第4回~第6回)の研究会のテーマ、開催計画について」
概要

1. 報告 「1980年代以降の共済理論研究の概観と、今後の課題」
 非営利・協同総合研究所いのちとくらし主任研究員の石塚秀雄氏より、表題についての報告をいただいた。共済に的を絞った研究事例というものはそう多くは存在せず、共済の社会的役割あるいは位置づけについて歴史的な面も含めてお話を伺える貴重な機会であった。
 今後、保険との理論的比較や共済のあり方(社会保険制度との関連、法理論、企業論、経営論、非営利・協同論、社会制度論、国際比較など)の研究を活発にしていくことが共済の社会的ポジションというものを確立していくために必要であるとの示唆をいただける内容であった。

2. 報告 「欧州視察報告」
 本年3月に行った欧州視察について参加者から報告を行った。訪問先の概要や特徴的な点の報告とあわせ、各委員が今回の視察でフォーカスした分野(ガバナンス、アンダーライティング、社会的貢献活動等)についての報告がなされた。

3. 報告 「今後の研究会のテーマ、開催計画について」
 事務局より、今年度の研究会の進め方について開催内容案の提示を行った。コープ共済連、共栄火災海上保険の協力を得て外部での開催を行うこと、また両団体の担当者から報告を行っていただくこと等の内容で検討を進めていることが報告された。