研究活動

常設研究会 ― 生協共済研究会(第10期) 第2回報告 ―

○ 開催日時
2015年6月15日(月) 15:00~17:30
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参 加 者
24名 (委員8名、オブザーバー7名、事務局9名)
テーマ
報告者1 :
前田展弘(株式会社ニッセイ基礎研究所 生活研究部 主任研究員)
  テーマ :
「超高齢社会・市場の展望と可能性~豊かな長寿を支える高齢者市場開拓を~」
報告者2 :
辻田庄吾(全国労働者共済生活協同組合連合会 推進統括部改善・指導課 課長)
  テーマ :
「全労済における高齢者対応の検討状況」
報告者3 :
渡邉一巨(日本コープ共済生活協同組合連合会 管理・開発本部共済開発部 部長)
  テーマ :
「コープ共済連における高齢者対応の内容と今後の検討課題」
概要

1. 報告 「超高齢社会・市場の展望と可能性~豊かな長寿を支える高齢者市場開拓を~」
 株式会社ニッセイ基礎研究所生活研究部主任研究員 前田展弘様より「超高齢社会・市場の展望と可能性~豊かな長寿を支える高齢者市場開拓を~」と題して、
 1)来るべき超高齢社会の展望、2)高齢者市場の現状、3)高齢者の実態、4)高齢者向け市場開拓の視点 と4つの項目に分けてお話を伺った。各産業における高齢者対応のあり方を知るとともに、高齢者向けビジネスではどこに視点が向けられているのかを知る貴重な機会となった。現在、共済契約者の高齢化も進んでおり、共済団体の事業施策分野についても示唆を受ける内容であった。

2.報告 「全労済における高齢者対応の検討状況」
 全国労働者共済生活協同組合連合会推進統括部改善・指導課課長 辻田庄吾氏より、全労済における高齢者対応について報告をいただいた。顧客満足度向上に向けた取り組みを中心とした報告を通し、高齢者対策の必要性が顕在化してきていることがわかる内容であった。また、具体的な事例(高齢組合員から寄せられる意見や要望の声等)も紹介され、各共済団体からの参加者にとっても非常に参考になるものであった。

3.報告 「コープ共済連における高齢者対応の内容と今後の検討課題」
 続いて日本コープ共済生活協同組合連合会管理・開発本部共済開発部部長 渡邉一巨氏より、コープ共済連における高齢者対応について報告をいただいた。コープ共済連は顧客満足度調査において非常に高い評価を得てはいるが回答者が高齢になるにつれて評価が低くなる傾向にあり、その点を踏まえた対応改善を進めている事、また、高齢者から寄せられる声を踏まえた商品開発を検討していること等が報告された。