研究活動

常設研究会 ― 協同組合法制度研究会 第5回報告 ―

○ 開催日時
2014年10月27日(月) 18:00~20:20
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参 加 者
8名 (委員4名、オブザーバー3名、事務局1名)
テーマ
報 告 :
齊藤 正氏(駒澤大学経済学部 教授 協同金融研究会代表)
テーマ :
『戦後日本の「協同組織金融」制度の特質と現代的課題』
概要

 齊藤氏は、「法人」規定、および協同組織金融機関について説明された上で、以下の内容を報告された。

  1. 戦後復興、および戦後民主化を背景にした戦後日本における「協同組織金融制度」の再組織化と特質
  2. 右肩上がり経済の下での戦後日本における「協同組織金融制度」の展開
  3. バブル崩壊とゼロ成長を契機にした「協同組織金融制度」の深刻な問い直し
  4. 「開国」、「金融立国」を基調とした行政の展開や「グローバルスタンダード」への対応を背景にした、現代「協同組織金融制度」が直面する課題
  5. むすびとして、①地方自治体を中心にした「プラットホーム」構築への積極的な関与による「クロスコミュニテイ」の強化、②「協同」の優位性を生かした地域循環型経済への「協同事業」と「協同組合間協同」の必要性