研究活動

常設研究会 ― 非営利法制度研究会 第13回報告 ―

○ 開催日時
2013年7月24日(水) 18:00~20:00
○ 開催会場
プラザエフ5階 会議室
○ 参 加 者
10名 (委員4名、オブザーバー5名、事務局1名)
テーマ

 三木義一氏(青山学院大学教授)
 「非営利組織や協同組合の税制の問題点と課題について」

概要

 三木義一氏(青山学院大学教授)より、「非営利組織や協同組合の税制の問題点と課題について」というタイトルで報告を頂いた。日本における法人税法上の法人の種類を確認した後、この法人類型に応じた課税の方法の違いについて説明があった。非営利法人の課税についてはさらに7つほどの法人分類によって異なる税率が課されること、法人課税の根拠について法人実在説と擬制説による考え方の違い、これまで日本では擬制説に従った法制度が作られてきたこと、自身の関わった宗教法人によるペット供養のケースなどについてお話し頂いた。そして日本の税制を良くしていくためには、納税者が主権者としての自覚を持ち、国を監視していくこと、法律を変えていくことが必要との指摘をされた。